東京大学 駒場キャンパス 教養学部1号館
・ 内田祥三設計、1933年竣工。旧制第一高等学校本館。登録有形文化財

 建築物はその時代の技術・文化を反映します。1990年代、当時の知人から旧い建築物を見ることの面白さを教えられ、趣味の一つとなりました。ただ、1980年代末のバブル経済以降、有形文化財の指定を受けると建物の処分が自由にならないため、利益優先で歴史や文化面で重要な旧い建物が取り壊されていることも知り、やりきれない気持ちにもなりました (T_T)
 それでも先のblogのように港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院の建物(1938年竣工)を活用)や東京大学医科学研究所の本館(1937年竣工)などを見ることを現在も楽しんでいます。そして文化庁の有形文化財(建造物)を見ながら「まだ、見ていない建築物がたくさんあるなあ!」になっています。
 大学の建物について「大学 有形文化財」でWeb検索するのも一方法ですが、国指定文化財等データベースも利用できます。また、Web検索していて造形礼賛と題するWebサイトに「大学の近代建築」が紹介されているのを見つけました。「これも参考にその建物の近くへいく機会があったら見に行こう!」と気分を新たにしています。