6月18日午前7時58分頃に大阪府北部で起きた地震で、高槻市立寿栄小4年の9歳の女の子が小学校のプール脇の倒壊したブロックの下敷きになって道路で亡くなりました。これに関わるニュースを耳にする度に感情が高まって嗚咽のようなものがでてしまい、「子供の安全を守るべき大人が、何をやっていたのか!」と怒りが湧いてきます。
 6月22日のニュースで、防災の専門家からブロック塀の危険性の指摘を受けた校長が市教育委員会に相談したところ、建築士などの資格を持っていない職員に検査させ、安全性を判断したことが報じられました。
 文部科学省の教育委員会制度について「教育委員会制度の特性」として「首長からの独立性」があげられています。高槻市には当然、建築関係の専門家がいると考えられます。しかし、この行政の縦割り的な考え方から、高槻市へ協力依頼せず、教育委員会だけで解決しようとしたことが読み取れます。

 無知が女の子の命を奪ったことを考えるとどうにもやりきれません。