愛知県立芸術大学法隆寺金堂壁画模写展示館へ行ったことを先のblogで書きましたが、カーナビで近くに農業民俗館があることを知り、「どんな展示がされているのかな?」と興味が湧いて愛知県農業総合試験場の農業民俗館へいったところ、その入口のドアに「ご来場いただきましてありがとうございます。ただいま、農業啓発館(ここより50m西方向、地図参照)にて、農業民俗館所蔵品などを展示しておりますので、農業啓発館にお越し下さいますよう、ご案内申し上げます。」と書かれた紙が貼られているのを目にすることになりました。そこで農業啓発館に移動したところ、「古い農機具や農家の生活用具を展示しています。見学される方は、中央研究棟(9階建、写真上)1階の管理課受付までお起しください。」と書かれた紙が貼られていました。そこで中央研究棟へ行き、見学をお願いしたところ、担当の総務の方が出てこられ、その案内で農業啓発館を見学しました。
 農業啓発館の展示物は、農業民俗館が老朽化で雨漏りしていることからその一部を移動して展示したものとのことです。そして農業民俗館も見学させていただき、明治、大正、昭和の農業や人々の生活を伝える様々な多数の道具を見ることができました。
 農業民俗館に収蔵された物品、天井からの雨漏りが直接、かからないようにビニルシートの屋根を付けて守っている状態で「日本の農業という産業技術の歴史、農家の人たちの生活を伝える貴重な品物がこのままでは・・」と辛い気持ちになり、「このような貴重な資料群を朽ちさせてはいけない。国立歴史民俗博物館や農学部のある大学などの協力を得るなどしてそれらを守る方策が講じられないだろうか・・」という気持ちになりました。