10月3日のシンポジウムからの帰り、「コンピュータ関係のあの本がないかな・・」と丸善・丸の内本店に立ち寄りました。毎度ですが、「本を見る前に4階ギャラリーで開催の展示会を」で「玉井千鶴子 水彩画展」を楽しみました。そして展示の水彩画を見ながら「鉛筆で線画を書くまではいいんだけど、水彩絵具を思うように扱えず、満足する絵を描くことができなかった小学校、中学校時代の私に、このような水彩画を見る機会があったら・・」とつい考えてしまいました (^_^;
 探していた本は発売時期から既に店頭になく、「関連する本が洋書売り場にないかな」と探しましたが、ありませんでした。「ならば八重洲ブックセンターへいってみよう」と思いつき、久しぶりに八重洲ブックセンターへ行きました。そして八重洲ブックセンターの洋書売り場が大幅に縮小され、ペーパーバックやトラベルガイドが置かれるのみで専門書の類はないことを知りました。洋書はamazon.co.jpで購入することが多くなり、実店舗に足を向けることが少なくなった私も、この様変わりの原因の一翼を担っていることを実感させられました。
 丸善・日本橋本店が建替えられる以前のことですが、機械設計をしていて構造計算に必要なパラメーターが日本の本ではみつからず、藁をも掴む思いで丸善・日本橋店の洋書売り場へいき、そのパラメーターが書かれた本を見つけ、「これだ!! 流石、プラグマティズム(pragmatism)の国」と即、購入してその先の設計作業を無事に進められたことがありました。実店舗があったからこそ、できたことでした。今日、インターネットで様々な情報が検索でき、インターネットで本を入手できるのはとても助かっています。しかし、「もし、あのような状況が再び、訪れたら・・」です。