東京都から都民に「東京防災」という小冊子が配布されています。内容は下記のもので例えば防災アクションとして書かれた物の備え(日常備蓄、最小限備えたいアイテム、非常用持ち出し袋など)、室内の備え、室外の備えをはじめとして、東京都民、東京へ通勤・通学などでいく人だけでなく、全国の人に役に立つ情報がイラストを用いてわかりやすく解説されています。
 この防災ブック「東京防災」、電子ファイルとしても提供されています。ファイル数は多いですが、イラストを含んだページが多いためにファイルサイズが大きくなり、ネットワークへの負担を低減するために、ファイルを小分けにしたように推測されます。是非、ダウンロードして一読し、活用されることをお薦めします。

「東京防災」の内容
(1) 大震災シミュレーション(地震発生の瞬間から避難、復興までをシミュレート)
(2) 今やろう 防災アクション(今すぐできる災害の備え)
(3) そのほかの災害と対策(地震以外の東京に潜む様々な災害と対策の解説)
(4) もしもマニュアル(災害発生時に役立つ知恵や工夫をイラスト付きで解説)
(5) 知っておきたい災害知識(災害に関する知識のまとめ)

 NHKのニュース中で舛添都知事が「東京防災」の作成を着想したのに、スイス政府編『民間防衛』を目にしたことが紹介されていました。
 もう、随分、昔のことになりますが、スイスの核シェルターに関する資料(ドイツ語)を訳したことがあり、核戦争が現実のものとして国としての対応が図られる現実を垣間見た気持ちになったことを思い出しました。また、当時、electromagnetic pulse (EMP)による攻撃に対してどのように対応すべきか、といった文書を読んでいたことを思い出しました。