先のblogで明倫館書店で8冊入手したことを書きましたが、その中の一冊が鎌田浩毅 (著)『富士山噴火』 (2007年、ブルーバックス)です。「まえがき」に富士山火山防災協議会によってまとめられた『富士山ハザードマップ検討委員会報告書』(平成16年6月、240ページ)が専門的で一般市民が理解するには骨が折れるという声があることから、わかりやすく解説したのが本書と紹介されています。
 本書を通して富士山を中心としながら、「第1章 火山灰」、「第2章 溶岩流」、「第3章 噴石と火山弾」、「第4章 火砕流と火砕サージ」、「第5章 岩なだれとブラスト」、「第6章 泥流」、そして「第7章 富士山はいつ、どこから噴火するか」の7章で火山による災害が理解できるように構成されています。 また、6章で中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」編『1707 富士山宝永噴火報告書』が公表され、宝永噴火の被害と復旧の詳細について学ぶのに参考となることも紹介されています。
 9月1日の「防災の日」からこの本を紹介してみました。