『つくばロボットフェスティバル』で川口淳一郎教授による講演「宇宙開発とロボット」を聴講してきたことを先のblogで書きました。
 2011年から2012年にかけて、はやぶさ関連の映画が何本もつくられましたが、ふと気になってWeb検索したところ、「はやぶさ2打ち上げ記念!」として『はやぶさ/HAYABUSA』が希望小売価格 ¥1,080+税となっているのが眼にはいりました。そこでamazonで「ポチッ」をして届きました (^_^;
 惑星探査について知らない人のための解説を色々な形で折り込みながら、はやぶさのプロジェクトの立ち上げから地球への帰還までを描き、映画に仕立てるための演出はありますが、「はやぶさ」の打上げやイトカワを「はやぶさ」が探査するシーン以外は、宇宙探査を行なう(「科学する」)ための厳しい環境(予算や人事など)、宇宙探査に取り組む人たちが強い情熱を持つけれどスーパーマンでもなんでもなく、ごく普通の人たちであることを伝えるなど、真面目な映画づくりがされています。以前のblogで月・惑星シンポジウムの聴講へ宇宙科学研究所へ行ったことを書きましたが、その講演会場の床で、映画中の報道関係者が寝ているシーンにはつい苦笑させられました。また、このDVDには収録特典として音声解説も入っていて映画館で見るのとは別の楽しさも味わえます。
 川口淳一郎監修・「はやぶさ」プロジェクトチーム編『小惑星探査機「はやぶさ」の超技術―プロジェクト立ち上げから帰還までの全記録』(2011年、講談社ブルーバックス)をこの映画を見る前に読むと一層楽しめると思います。