昨日のblogで竹山昭子氏による戦時下のラジオ放送に関する本、そして玉音放送について触れました。ということで本日のblogはそのラジオ放送、玉音放送に深く関係する日本放送協会のNHK放送博物館の訪問の記です(用事ででかけたついでに寄り道しました。なお、愛宕神社の参道をNHK放送博物館が共用する形になっていますが、細い道のため、最初、見落として行き過ぎてしまいました ・・ (^_^; )。
 上の写真は昭和天皇の『終戦の詔書』を録音した円盤で、窒素ガスを封入したシールドケースに入れて保管されています。
 日本のラジオ放送が1925年に始まり、1939年にテレビ実験放送に成功、1950年に日本放送協会が発足し、1953年にテレビ本放送が開始されたことなどを知り、戦前、戦中、戦後の放送の一端に触れることができました。歴史を伝える放送機器の展示も興味深いものでした。惑星探査は関心分野であることから月周回衛星「かぐや(SELENE)」 に搭載された、NHKの開発のハイビジョンカメラの模型を見て嬉しくなってしまいました。なお、館内で撮影する場合、申請用紙に使用目的と掲載する展示物を記入する必要があります。私はblogの用途で、玉音放送に関するもの、撮影機材(マイク、カメラなど)ということで申請しました。
 NHK放送博物館の4Fには図書・史料ライブラリーがあります。メディア研究に活用したい場所です。なお、放送文化研究所の『放送研究と調査』(2012年5月)で調査研究ノート「「放送史」の過去・現在・未来 ~次の「放送史」作成・編集への手がかりを探る~」が掲載されています。ご関心ある方、お読みください。