神田古書街のいつもの古書店で佐貫亦男著『ジャンボ・ジェットはどう飛ぶか - ボーイング747のメカニズムを楽しむ -』(1980年、講談社ブルーバックス)が目にとまり、購入しました。手にしたのは1990年の第20刷で、1985年の日航ジャンボ機の事故原因についての解説が追加されています。
 1970年1月にパンアメリカン航空のニューヨーク-ロンドン線に就航し、1989年に運行を開始の大幅に電子化されたハイテクジャンボ747-400を経て、最新型の747-8型機が今日も飛行を続けているジャンボ・ジェット、飛行機の基本設計が長く活かされていくことを実感させられます。
 構造面についてわかりやすく書かれていて、副読本として今日の航空工学を学ぶ学生さんにも参考になると思われるのですが、絶版となっているのが残念です。このような本こそ、ブルーバックス電子化書籍として発行して欲しいものです。