2023年3月7日午前10時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げの「H3」ロケットの初号機、2段目のロケットが点火せず、指令破壊の信号が送られ、打ち上げは失敗となりました(NHK NEWS WEB)。2020年のblogで1997年から3年間、宇宙開発事業団(NASDA)に出向して仕事をしたことを書きましたが、その後5年間、客員としてJAXAとなってからの筑波宇宙センターなどで仕事をしていました。今回の「H3」ロケットの打ち上げ失敗の報に接し、泣きたい気持ちになりました。

 「敗戦国が始めた宇宙開発は、いまや世界トップレベルの技術を持つに至った。本書は、笑いあり涙ありの舞台裏をまじえて、その道のりを活写。逆境と克服を繰り返した歴史を辿ると、日本が持つ真の力と今後の行く末が見えてきた! なぜ私たちは宇宙をめざすのか? 民間ロケットや「みちびき」は何をもたらすのか? 「宇宙教育の父」が書き下ろす、一気読み間違いなしの決定版。」と紹介される 的川泰宣 (著)「ニッポン宇宙開発秘史 ― 元祖鳥人間から民間ロケットへ」(2017年、NHK出版)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 「かつて、宇宙ロケットの打ち上げといえば、国家や国際機関が手がける一大プロジェクトだった。だが、宇宙開発の主役は大学や新興企業に替わりつつある。ロケットの超小型化・量産化が進んだことで、低コスト・高頻度の打ち上げが可能になったからだ。ロケット開発や宇宙探査は現在どこまで進んでいるのか、月や火星まで人を運ぶにはどのような技術が必要なのか、人類は太陽系を飛び出せるか――宇宙の今と未来に迫る。」と内容紹介される 小泉宏之 (著)「宇宙はどこまで行けるか ー ロケットエンジンの実力と未来」(2018年、中央公論新社)も同店で入手しました。
 「北海道の小さな町工場が“知恵”と“くふう”で「宇宙開発」に挑む」と紹介される 植松努 (著), 「元気が出る本」出版部 (編集)「【DVD&ブック 】植松努の特別講演会 きみならできる!「夢」は僕らのロケットエンジン ― 北海道の小さな町工場が“知恵"と“くふう"で「宇宙開発」に挑む」(2009年、現代書林)はBOOKOFF 豊田朝日店で入手しました。
  NHKで2023年1月31日放送のフランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「29min. 宇宙に魂を売った男 」を見ました。そしてヴェルナー・フォン・ブラウン(Wernher von Braun)がどういう人物であったか、少しわかった気持ちがしました。「大戦末期、ドイツ衰退のなかで登場した秘密兵器V2ロケット。音速の数倍ものスピードで大気圏外から目標に突入し、ロンドン市民を恐怖に陥し入れた驚異の弾道ミサイルの全容を描く。宇宙ロケットに生涯をかけたフォン・ブラウンを軸にペーネミュンデ実験場に集った研究者たちの苦悩と、その成果を綴る話題作。」と要旨解説される 野木恵一 (著)「報復兵器V2 ― 世界初の弾道ミサイル開発物語」(1999年、光人社)はBOOKOFF 6号松戸馬橋店で入手しました。そして光人社が月刊「丸」を発行に近い会社であることを知りました。