すばる望遠鏡の初期の主要観測装置として広視野観測を支えた主焦点カメラ「シュプリームカム(Suprime-Cam)」は2000年12月開始の第一期共同利用観測から2017年5月までの18年間活躍後、国立天文台から国立科学博物館に寄贈され、2023年4月から上野本館の常設展示に加わるとのことです。そしてこの常設展示の開始にあたり、「国立科学博物館 第890回天⽂学普及講演会〜すばる望遠鏡主焦点カメラ展⽰記念特別講演会〜」が2023年4月15日(土)午後2~4時に開催されます。定員75名、申込期間は2023年3月3日~4月2日までで国立科学博物館ウェブサイトからの申し込みとのことです(定員を超えた場合は抽選)。

 海部宣男 (著)「カラー版 すばる望遠鏡の宇宙―ハワイからの挑戦」 (2007年、岩波新書)、DVDの「すばる望遠鏡 ~ 世界一の天体望遠鏡が見た宇宙 ~」(2001)、家正則 (著)「すばる望遠鏡」(2003年、岩波書店)の入手について以前のblogで書きました。「立花隆 緊急集会 - ”すばる” が止まる -」(2009年11月27日、東京大学 小柴ホール) にも参加しました。
 「「すばる望遠鏡」10周年記念写真集。ハワイ島マウナケア山の山頂にすばる望遠鏡が建設されたのが1999年。天体観測に最適な場所のひとつとして知られるこの場所で、すばる望遠鏡は数多くの重要かつ貴重な画像をとらえ続けてきた。現在でも、天文学の広範な分野において世界トップレベルの成果を挙げ続けている。本書は、今年でちょうど10周年をむかえるすばる望遠鏡が、ファーストライト(初観測)から現在までにとらえた多くの天体画像のなかから、選りすぐりの画像でまとめた一冊。宇宙の最新情報から天文学発展の歴史、また、観測データをどのように加工して私たちが目にするきれいな天体画像ができるのかなど、画像とともに解説。」と内容紹介される 国立天文台 (編)「宇宙へのまなざし ー すばる望遠鏡天体画像集」(2009年、丸善)をBOOKOFF 16号野田店で入手しました。
(税込1,590円→税込795円→税込220円)