12月22日は労働組合法制定記念日とのことです。
 昔、勤務していた企業の職員組合の賃金対策部長を1年間、務めたことを2020年のblogで書き、その中で専門以外の分野を学ぶ面白さを知ったことを書きました。
 「新卒一括採用方式、人間力だのみの就活、ブラック企業限定正社員非正規雇用……様々な議論の中でもみくちゃになる若者の労働問題。日本型雇用システムの特殊性とは? そして、現在発生している軋みの根本原因はどこにあるのか? 日本型雇用の状況だけでなく、欧米の成功例・失敗例を織り交ぜて検証する。労働政策に造詣の深い論客が雇用の「入口」に焦点を当てた決定版。感情論を捨て、ここから議論を始めよう。」と内容紹介される 濱口桂一郎 (著)「若者と労働 ー 「入社」の仕組みから解きほぐす」(2013年、中央公論新社)をBOOKOFF 豊田下林店を目にし、「若者の現在を知りたい」で入手しました(後で「若い人に本書を入手いただいた方がよかった・・」になりました)。
 1985年に成立した男女雇用機会均等法に対して、企業が総合職と一般職という制度を設け、総合職は転勤があるのに対して一般職は転勤がないなど、制度的に男女を差別する方法をとったことを思い出します。
 「働く女性が妊娠・出産・育児を理由に退職を迫られたり、嫌がらせを受けたりする「マタニティハラスメント(マタハラ)」。労働局へのマタハラに関する相談は急増し、いまや働く女性の3人に1人がマタハラを経験していると言われている。本書は「NPO法人マタハラNet」代表による「マタハラ問題」の総括である。マタハラとは何なのか。その実態は、どのようなものなのか。当事者の生の声から問題を掘り下げる。」と内容紹介される 小酒部さやか (著)「マタハラ問題」(2016年、筑摩書房)も同店で入手しました。
 そして育児・介護休業法が令和3年6月に改正され、令和4年4月1日から段階的に施行されています。