東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事がスポンサー企業から資金提供を受けたとされる疑惑が刑事事件へと発展したことが報じられました(読売新聞)。「電通オリンピック - 2020年東京オリンピック・パラリンピック - スポーツ 歴史の検証」(笹川スポーツ財団)の記事を読みながら電通が如何に様々な利権にからんでいるか、実感させられました。
 「新型コロナウイルスの流行で、迷走に迷走を重ねた挙句、東京オリンピックの延期が決定した。国際オリンピック委員会(IOC)がぎりぎりまで延期を口にしなかったのは、秋になるとアメリカでアメリカン・フットボールやバスケットといった人気スポーツが始まるので、テレビ局の放送日程がとれないからだという。(中略)世界中がオリンピックが巻き起こす札束の嵐に巻き込まれている。しかし、忘れてはいけない。そのカネはすべて我々の税金なのだ。一年延期で胸をなでおろしている場合ではない。延期の場合、中止よりもさらに巨額の公費が投入されるのだ。」と作品紹介される後藤逸郎 (著)「オリンピック・マネー : 誰も知らない東京五輪の裏側」(2020年、文藝春秋)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 今回の刑事事件への疑惑につながる背景が少し見えた気持ちになりました。
(税込520円→税込110円)