先のblogで入手した津波関係の本を紹介しました。
 2004年から釜石市の危機管理アドバイザーを務めてこられた片田敏孝先生(当時、群馬大学)が地域で行われていた防災教育によって東日本大震災直後に発生した津波による犠牲者を少なくしたことを知り、感謝の気持ちが湧いてきたことを今も思い出します。
 片田敏孝 (著)「人が死なない防災」(2012年、集英社)をBOOKOFF 豊田下林店で入手しました。本書は同書の「はじめに」で紹介されるように東日本大震災前後の片田先生の講演録を再構成されたもので、その内容は津波に軸足を置かれながら日本全国の人に防災に対する考え方を伝える内容となっています。

≪ 目次 ≫
 第1章 人が死なない防災 ー 東日本大震災を踏まえて (2011年10月講演)
 第2章 津波を知って、津波に備える (2010年7月講演)
 第3章 なぜ、人は避難しないのか?  (2005年12月講演)
 第4章 求められる内発的な自助・共助 ー 水害避難を事例に (2010年8月講演)

 片田先生の指摘される「正常化の偏見」について、国内における初期のCOVID-19に対する感染報道に対して「正常化の偏見」を私も抱いてしまったことを思い出し、反省の念が再び沸き上がってきました。


■ 鎌田浩毅(著)「京大人気講義 - 生き抜くための地震学 -」
 NHKの番組の中で時々、今後発生する地震に対する備えに関する内容が報じられます。鎌田浩毅(著)「京大人気講義 - 生き抜くための地震学 -」(2013年、筑摩書房)をBOOKOFF 6号南柏店で入手しました。生き抜くためには「将来起きることに対して想像力のスイッチを切らないことが重要」と再確認しました。
(税込370円→税込110円、税込370円→税込110円)