宇宙航空研究開発機構(著)「宇宙に挑むJAXAの仕事術」(2014年、日本能率協会マネジメントセンター)がBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で8月、目に入り、気になって入手しました(税込520円がセールス期間で20%引き)。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は文部科学省宇宙科学研究所(ISAS)・独立行政法人航空宇宙技術研究所(NAL)・特殊法人宇宙開発事業団(NASDA)の航空宇宙3機関が統合されて2003年10月1日に発足した組織です。そして「宇宙に挑むJAXAの仕事術」はNASDAの業務で新組織に引き継がれた国際宇宙ステーション(ISS)を中心に、システム工学的な考え方や組織マネジメントについて解説する内容となっています。斜め読みしながら「「ここに語られている背景となる工学分野は」等と解説されていたら、より有用な本になっていたのでは」とつい考えてしまいました。
 温室効果ガスを観測する人工衛星「いぶき」の管制業務に携わっていた佐藤幸信氏が2016年10月に自宅で自殺されたことに対して2017年、遺族から労災が申請され、2019年に労災認定されました(朝日新聞の記事)。以前のblog「18年版「ブラック企業大賞」で思い出すこと」を思い出します。