NHK総合で8月2日に放送されたNHKスペシャル「沖縄 “出口なき”戦場~最後の1か月で何が~」について先のblogで触れました。国立公文書館『平成26年度 第2回企画展 『写真週報』 ―広報誌にみる戦時のくらし―』を見たことをblogに書きましたが、戦時中のプロパガンダ(propaganda)雑誌等によって「アメリカ人は恐怖の対象」として洗脳したことが住民を軍人と行動を共にさせ、日本の特攻という人の命を命と考えない攻撃が米軍の前線に大きな被害と恐怖を与え、その結果、「何をするか、わからない日本の連中」としてすさまじい攻撃を米軍に行わせたこと(兵器開発の最終段という側面も垣間見えましたが・・)が多くの住民の命が奪われた背景にあったように思われました。
 親族の遺品の中の彼の父親の予科練時代のアルバムを予科練平和祈念館へ寄贈したことを2018年1月のblogで書きました。彼の父親は乙飛19期の入隊(昭和17年12月1日)で卒業は昭和20年1月で最後の飛行練習生とのことでした。そして卒業の頃には飛ぶ飛行機がなかったということを聞きました。「仮に彼の父親がもっと早い入隊だったら特攻機に乗せられ、彼が生まれることも・・」と考えさせられました。
 大島 隆之 (著)「特攻 なぜ拡大したのか」(2016年、幻冬舎)が「軍中枢の思惑とメディアの責任。そして徹底抗戦の果てー。」と印刷された帯をつけてBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店の書棚に置かれていて、ジャーナリズムを学んだ人間として「メディアの責任」という言葉は重いため、上記もあって入手しました(税込960円のところ、大幅割引で税込210円)。