もう10年以上前のことになりますが、電車に乗っていて体の上部を制御できないように動かされ、意味不明の言葉を発している方が居て、「どうしたんだろう?」と奇異の目で見てしまいました。
 NHK Eテレで昨年10月19日0:00から放送の「トゥレット症候群ってなんだ」(10月14日の再放送)を見て「トゥレット症候群のことを知らなかったため、あの時、失礼な視線を向けてしまった」と強く反省させられました。そのことを書こうと考えながら、そのままになっていたのですが、6月27日にアンコール放送されたことから、本blogを書きます。
 MSDマニュアル家庭版の「トゥレット症候群とその他のチック症」についてで「チックとは、目的のない同じような不随意運動が素早く不規則に繰り返される現象(運動チック)や、意図しない音や言葉が突然(しばしば)繰り返し発せられる現象(音声チック)です。チックは意識的に努力することで短時間だけ抑えることができます。トゥレット症候群は、1年以上にわたって運動チックと音声チックの両方がみられるときに診断されます。」と記載されます。そしてチックの症状については少しだけ知っていましたが、番組に出演された方のトゥレット症候群の症状が現れた姿を映像で見て、チックについてもよくわかっていなかったこと、そしてトゥレット症候群のある方々が如何に辛い思いをされているかが、少しだけですが想像できました。
 再び、電車の中などでトゥレット症候群の方とあった場合、「その症状に対する理解の目を向けられるように」と強く思いました。