3月のblog日本プレスセンターで開催の「土曜サロン」の第100回記念シンポジウムに参加したことを書きました。「土曜サロン」は隔月の開催で5月26日の午前中、ボランティア活動等をしていたことから2時からの開催に遅刻してしまいましたが、日本記者クラブ賞を受賞した、朝日新聞編集委員の奥山俊宏氏による「各国の公文書のあり方と調査報道の可能性」を聴講しました。
 米国の公文書の保存状況について昔、何かで読んだ記憶がありますが、奥山氏は実際に調査された内容を紹介されながらそこに記録されたものでノンフィクションの小説が書けるといったことを話されていました。 日中国交正常化に関する文書の米国に残る文書と日本に残る記録の差に驚かされ、また、日本政府の発表のニュースは都合よい内容にされていることが米国の残る文書で確認できることを改めて教えられました。そして日本の省庁の文書の保存の問題、特にWebサイトにアップしているものが公文書でそれ以外は個人メモとして1年で廃棄する日本の財務省、防衛省の課題について指摘されていました。「どこを向いて仕事をしているのだろう!」と役所の連中の行動に怒りが湧いてきます。
 聴講後、日本プレスセンターの建物全景を撮影しようと日比谷図書文化館側の歩道へ来たら、前方に長いフレアのスカートの端を自転車のリアスプロケットとチェンの間に挟んでしまって困っている女性の姿が見えました。そこでリアスプロケットとチェンに挟まれたスカートを傷めないように外してあげました。