早稲田大学メディア文化研究所の「メディアの将来像を考える会」に参加したことを本blogで時々、書いていますが、記者、記者OBの方々の語り合いの場として発足した「土曜サロン」(リンク先は「土曜サロン」を紹介する日本記者クラブ会報(2018年3月10日第577号))が隔月の最終土曜日にプレスセンターで開催され、3月31日にその100回記念シンポジウムがあることを「メディアの将来像を考える会」の世話人の方からお教えいただきました。評論家の武田徹氏、ジャーナリストの津田大介氏も参加とのことで、先のblogのように会に参加しました。
 武田氏、津田氏の講演の後、サロン世話人の中江利忠氏(朝日OB)、小田貞夫氏(NHK OB)からの発表があり、私的には津田氏、小田氏の講演を特に興味深く聞くことができました。講演の時間が長くなり、30分延長されましたが、会場の使用時間の終わりとなる午後5時になっても、発言したい複数の手がまだ挙がっていました。私も津田大介氏が触れたユーザーのメディア/情報リテラシーに関連して、「メディアリテラシー教育の必要性が認識された時、文部省がコンピュータリテラシー教育にすり替えて情報機器の導入に予算をつけ、扱いやすい国民をつくることをした影響が現在の新聞などの凋落に影響しているのでは、そして報道各社がメディアリテラシー教育に協力してとりくまないと事態は解決しないのでは」と発言したかったですが、諦めました。