「撮影倍率とは、撮像面上(撮像素子)に写された像の大きさと、被写体の実際の大きさとの比率です。たとえば、5cmの長さの被写体が撮像素子面上に1cmに写ったときの撮影倍率は1/5倍(1:5)といいます。」(デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | ニコンイメージング)とされます。
 この撮影倍率の表現、撮像素子の大きさ(下表)を念頭に置かねばならず、様々な撮像素子サイズのカメラが流通している中、直感的にわかりません。そこで私は「35mmフィルム換算」として、撮像素子が小さくても35mmフィルムと考えて表現しています(例えば定規の20mmの幅が長手方向に写っていれば36mm÷20mm→1.8倍。なお、アスペクト比(3:2, 4:3, 16:9 等)から「長手方向で統一した方がいいのかな」と思案中)。
 ファーブルフォトの製品仕様では「撮影するコンパクトデジタルカメラ35mm判換算で35mm~100mm相当で撮影した場合。(A4プリント時)約20倍~約57倍」と表示されています。「『ファーブル フォト』と手持ちのマクロ撮影機材の比較」と題した3年以上前のblogでは数値を仮定して書いたのですが、実機を入手して写真上のようにCOOLPIX P5100と組合せて撮影し、広角端で短手方向で約10.5mmの範囲が撮影できたことからA4サイズ(210mm×297mm)に対して210mm÷10.5mm→20倍と計算していること、また、望遠端は広角端の焦点距離を除して100mm÷35mm×20倍→57倍と計算していることが理解できました。ただ、私にはやはり「35mmフィルム換算で24mm÷10.5mm→約2.2倍」がわかりやすいです (^_^;