FUJIFILM X-M1を入手してすぐ行なったのが、以前のblogで紹介したように手持ちのコンバージョンレンズとの組合せでした。その時、0.8倍のワイドコンバージョンレンズWL-FXS6(FUJIFILM) * とXC16-50mmF3.5-5.6 OISの組合せ、歪曲収差は少ないですが、画像周辺で若干、画質低下が認められ、「撮影した画像を等倍で隅々まで見る用途には・・」で「周辺画質の低下が気にならない用途(画質低下が気にならないレベルに縮小、中央部のクリアさが必要な被写体)に活用しよう」となりました。その時の試験撮影は「絞った方がよいだろう」程度でF11で撮影した画像を評価したものでした。それを思い出して「絞り値を変えて確認すべきではなかったのでは?」と実験屋の悲しい性が起動してしまい、XC16-50mmF3.5-5.6 OISとWL-FXS6の組合せについて絞り値を変えてでの比較撮影をしてみました。
 以下、記録画素数<3:2>4896×3264で撮影した画像の絞りに対する画質の変化を撮影画像の左端を512×512で切り出しての比較です(曇り空で明るさが変化するのはご容赦を)。この結果、「開放絞りに対してF8に絞れば周辺画質は改善され、絞りF11でWL-FXS6の周辺画質の低下について評価したのは間違いではなかった」を確認できました。そしてXC16-50mmF3.5-5.6 OIS単体の画像、等倍で見ると被写体(例えば集合住宅と空の境界など)によっては若干、色収差らしきものが認められることに気付き、「レンズ単体の性能がWL-FXS6の評価に影響を与えたのかな」に気付かされました。「WL-FXS6、XC16-50mmF3.5-5.6 OISをF8程度に絞ることでもっと積極的に活用しよう」という気分になっています。単純な実験でしたが、色々と考えることができ、楽しめました (^_^)