以前のblogで東京工業大学大岡山キャンパスで開催のシンポジウム「ロボット工学の将来について考える 」を聴講したことを書きました。6月12日、「情報通信と社会 - IT社会のための革新的光通信 -」が大岡山キャンパスの東工大蔵前会館で開催で聴講してきました。
 最初は東京工業大学の末松安晴栄誉教授・元学長による"Optical Fiber Communications for the Internet Society"、続いてデンマーク工科大学のKristian Elmholdt Stubkjaer教授による"Playing with Photons and Electorns - bringing light to life"、Altitun AB社・Syntune AB社の共同創業者でスウェーデン戦略的研究財団プログラム委員長のBjorn Mikael Broberg氏による"Tunable lasers from research to production - a personal view"、そして最後に東京工業大学両氏ナノエレクトロニクス研究センター准教授の河野行雄氏による"Terahertz Science and Technology: Innovation with Nanoelectronics"と講演が続きました。Stubkjaer教授とBroberg氏は東工大で末松教授の下で学ばれたとのことで、2014年に日本国際賞を受賞された末松先生がこの分野で世界的に先進的な研究をされていたことが理解できました(『光通信物語』(2003年、オプトロニクス社)を読んで末松先生とそのグループを中心に長波長帯半導体レーザの研究開発が行なわれていたことを予習していました)。しかし、門外漢の悲しさ、講演内容を十分理解するには到りませんでした (T_T)
 なお、河野先生のテラヘルツについては今後の可能性をとても感じました。