先のblog「立命館メディア塾開講記念シンポジウム」が6月6日、サピアタワー ステーションコンファレンス東京で開催されることを書きましたが、聴講してきました。
 参加者は40~50名程だったと思います。第一部の手嶋龍一氏と春川正明氏による対談「メディアの挑戦、その意味するもの」と題されていましたが、内容は読売テレビの「情報ライブ ミヤネ屋 」に関わる内容と東京と関西のテレビ局の文化差に関わるものがほとんどでこの番組のことは知らないため、「話が見えない」でした。第一部の最後の方で二階総務会長の訪中に関するNHKの報道に対してメディアとしてどのようにあるべきかが指摘され、また、ベトナム戦争の時代について書かれたDavid Halberstam 著 "The Best and the Brightest”が紹介され、少し、テーマに沿ったものとなりましたが、中途半端な内容で終わった気がしました。
 第2部の 「メディアの現場から」は瀬川先生を含めて5名の講師(NHK出身者多し)による話で興味深く聞くことができました。
 メディア塾はエクステンションスクールとして報道と制作(エンターテイメントなど)に関する講義を9月より開講のようですが、焦点を絞りきれていないように思います。また、立命館大学がメディア塾を開講することの強味がよく見えてきませんでした(単純にメディア社会専攻があるというだけでなく・・)。例えばビッグデータの活用方法など具体的に講義として盛り込めれば興味深いものとなると思いますが、このままだと単なる座学になってしまうのではないかと老婆心が・・。