先のblogかかみがはら航空宇宙科学博物館で開催の企画展『航空機設計者 土井武夫 生誕110周年記念』が4月5日まで延長されたことを書きました。
 3月15日、所用で愛知県へでかけてそれを済ませ、「『小牧基地オープンベース(航空祭)』か、 それともかかみがはら航空宇宙科学博物館の企画展か」と少し考えた後、「かかみがはら航空宇宙科学博物館へ行こう!」になりました。
 入場券を購入して館内に入ると陸軍乙式一型偵察機 サルムソン2A-2が展示され、その奥に土井武夫氏に関する常設展示があり、企画展は出口近くのコーナーで開催されていました。土井武夫氏が平成5年9月8日の日本航空宇宙学会・中部支部主催の定例懇談会で講演された「~ 現代の航空工業界への想いを語る ~」(上映時間12分)の映像を見ることができ、とても刺激を受けました。なお、企画展のパネルの中でフォークト博士との議論に対して次の言葉があり、「拙計」という文字に「ズキッ」と胸が痛みました (^_^;  

「理論に実際の経験が伴ったときに、初めて本当のエンジニアといえるのだと、またいわゆるテ(手)へんの拙計と言(ごん)べんの設計との違いはこんなところにあるのだと、しみじみと思い知らされた。」