35mm判換算24~1,000mmの42倍ズームのFinePix HS50EXRを入手した時、「高倍率ズーム競争は35mm判換算1,000mmくらいまでかな・・」と思ったものでした。しかし、撮像素子の高画素化競争と同様、高倍率ズーム競争は止まらず、ついに2015年3月19日発売予定として、「広角24mm相当から超望遠2000mm相当(35mm判換算の撮影画角)」とするCOOLPIX P900 が3月2日に発表されました。
 「5.0段の手ブレ補正効果を実現」とするデュアル検知光学VRは必要不可欠な機能ですが、これに加えて「一時的に画角を広げて、超望遠撮影時に見失った被写体を捕捉しやすくする」とするクイックバックズームボタンに超望遠撮影の使い勝手への配慮が見られます(私の場合、FinePix HS50EXRにドットサイト照準器を組合わせてこれに対応しています)。
 COOLPIX P900のWebサイトの撮影サンプルの望遠端で撮影のサンプル1の月とサンプル2の鳥さん(それぞれ16M[4608×3456]の記録画素数)を見た上、Photoshopで8M[3264×2448]、4M[2272×1704]にリサイズし、「PCディスプレイで等倍で見て気持ちのよい画像は4Mだなあ」となりました。それでも「約900gのカメラ単体で実現される35mm判換算2,000mmでこの画質が得られるならば・・」です。