上部カバーを開けて動作状態を確認中のCDプレーヤー CDP-333ESJ (SONY) JBL 4408Aのスピーカーのエッジ修理完了のblogでCDプレーヤー CDP-333ESJ (SONY)のCDトレイが開かなくなったことを書きました。
1年前に再生音に雑音が混じるような感じとなったため、ピックアップ周りをブロアーで掃除し、良くなったことを書きましたが、「今回の原因は何かな?」と再び、上蓋を開けて電源ケーブルを挿してPOWER ONにし、動作状態を確認してみました。
CDトレイのOPENボタンを押してCDトレイの開かない状態で、CDトレイの上部に指先で軽く振動を与えるとCDトレイがでてきます。そこで目に留まったのがCDトレイの左右にある合成樹脂製の円筒状の物体。たぶん、再生中、CDトレイを押さえて振動を抑制する働きと思いますが、触ってみると少し粘性を帯びています。
「経年変化で粘性を生じて摩擦係数が変わり、CDトレイをOPENする駆動機構の想定以上の機械抵抗になっている可能性があるな」と、CDトレイがOPENの状態となったところで円筒状のものの表面をウェットティシューで拭き、乾いたのを確認してCDトレイの開閉ボタンの操作を何度か行い、スムーズに動作することを確認して上部カバーを取り付けてオーディオラックに戻しました。
* 修理後の最初の音出しに使ったのはThe Bill Evans Trio の"Moon Beams"。復活したJBL 4408Aと合わせて以前の音環境が戻ってきました。
【改訂 2012.11.9】 「
合成樹脂の部品の表面を目の細かい紙やすりを使って粘性を帯びたものを除去したら・・」と思いつきました。上部カバーを外して部品を削るのは簡単ですので早速、実行しました。
結果は大正解のようで、動作がよりスムーズになりました (^_^)
ただ、しばらく様子見は必要ですが・・。
CDトレイ周辺の機構部・ リニアモーターをCDトレイの開閉に使っているように思われます。CDトレイを押さえている合成樹脂部材の表面を紙やすり(#600)で削り、粘りを帯びた部分を除去・左が処理前CDトレイを押さえている機構(右)・ 上は樹脂部材を外した状態CDトレイを押さえている機構(左)・ 上は樹脂部材を外した状態固有振動を低減するための上部カバーの構造を見ると、バブル時代の設計であることが・・・----------
CDプレーヤー CDP-333ESJ (SONY)、復活!:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2011-09-27-1JBL 4408A、復活!!:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2012-10-22SONY CDP-333ESJの仕様 ソニー
http://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/player/cdp-333esj.htmlムーンビームス
- アーティスト: ビル・エヴァンス,チャック・イスラエル,ポール・モチアン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: CD