地図と測量の科学館（国土地理院）「企画展「東日本大震災から１年」～今後の地震・災害に備えて～」http://www.gsi.go.jp/MUSEUM/SOUGO/kohokocho33610.html 「地図と測量の科学館」（国土地理院）の企画展『「東日本大震災から１年」～今後の地震・災害に備えて～』が6月10日まで開催とのことで、会期終わりに近くなってしまいましたが、つくば市へでかけてきました。
東日本大震災後のGPSを用いた電子基準点の測量結果が表示されていましたが、改めて地球が生きている惑星であることを認識させられました。
東日本大震災の被害状況東日本大震災の概要基準点測量成果の改定東日本大震災による電子基準点「牡鹿」（宮城県i石巻市）の移動量上記の説明大津波により被災した標識地震発生可能性の長期評価による発生確率長期評価結果一覧 - 地震調査研究推進本部http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_chouki.htm被災地周辺の空中写真（1階に展示）地図と測量の科学館（国土地理院）の外観■ VLBI VLBI（Very Long Baseline Interferometry：超長基線電波干渉法）とは、はるか数十億光年の彼方にある電波星（準星）から放射される電波を、複数のアンテナで同時に受信し、その到達時刻の差を精密に計測する技術です。（国土交通省のWebサイトの解説より抜粋）
VLBIの国際観測によれば東日本大震災によってつくば観測局の変動量は東へ64.2cm、北へ2.0cm、下へ6.4cm変動したとのことです。
「地図と測量の科学館」を出てVLBIのアンテナを撮影しようと公道から撮影しはじめたら、アンテナが私を待っていたかのように動き始めました。「ゆっくり動くのかな」と思っていたのがかなりの速度で動くため、驚かされました。なお、製造はNECのようです。
国土地理院ＶＬＢＩhttp://www.spacegeodesy.go.jp/vlbi/ja/index.html筑波山☆ ☆ ☆
G空間EXPO G-spatial EXPO 2012http://www.g-expo.jp/ 「地図と測量の科学館」の入口に置かれた他の施設の催し物案内の中で、「G空間EXPO 2012」が6月21～23日にかけてパシフィコ横浜で開催されることを知りました。「G空間」というのは地理空間情報高度活用を意味するらしいですが、講演・シンポジウムもあります。シンポジウムの中で6月21日開催の「防災地理情報活用シンポジウム：地理空間情報を活用して今後の大規模災害に国土地理院・自治体はどう備えるか」は、特別講演「過去4000年間に記録された巨大津波履歴」（高知大学教授 岡村眞）もあり、気になります。