NHK総合の3月5日のクローズアップ現代「揺らぐ“サラリーマン健保”」を見て、「また、行政の失策がひとつのシステムを壊してしまった」という気分にさせられました。
 金勘定ができて、少し想像力があればわかることなのに、厚生労働省の役人はそれができないようです。
 法律をかじった時、書かれた条文をどのように解釈するか、いかにそれを守るかなどが中心的に思え、「条文をどのように解釈するかという面での狭い想像力を働かせる必要はあるけれで、何もないところから考えるのは苦手な人間を育てる」と考えたものでした。そのような人間が多数巣食っている官庁には基本的な金の流れがわからないために「取れるところから取れ」といったお上意識しか働かず、システムをだめにしているのだろうなあと勝手な想像が働いてしまいました。
 「失政のリストをつくったら興味深いかな・・」と思いましたが、「暗澹たる気分になるだろうなあ・・」と実行に移す前に気持ちが萎えました。

クローズアップ現代「揺らぐ“サラリーマン健保”」(2009年 3月 5日)
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2009-03-05&ch=21&eid=8038