「どのように彼らは情報を隠し,深刻な事故を過小評価し,誤った説明を繰り返してきたのか.そして,その責任はどこにあるのか.事故後,記者会見に出席し続けた著者が,膨大なメモと新たな取材をもとに,正面から検証に挑む.マスメディアはなぜ発表ジャーナリズムに堕し,“大本営発表”を許したのか,そのあり方も厳しく問う.」と内容紹介される 日隅一雄木野龍逸 (著)「検証 福島原発事故・記者会見 ― 東電・政府は何を隠したのか」(2012年、岩波書店)をBOOKOFF 16号柏沼南店で入手しました。
 「なぜ「彼ら」はここまで無能で無力な存在になったのか。大震災と原発事故報道においても横並びの陳腐なネタを流し続けた新聞とテレビ。緊急時に明らかになったのは彼らの「脳死」状態だった。パクリ記事、問題意識の欠如、専門記者の不在……役立たずな報道の背景にあるのは、長年放置されてきた構造的で致命的な欠陥である。新聞記者、雑誌記者、フリーをすべて経験した著者だから下せる「報道の脳死」宣言。」と内容紹介される 烏賀陽弘道 (著)「報道の脳死」(2012年、新潮社)はBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。目次の「第2章 「断片化」が脳死状態を生んだ」の中の「専門記者はどこに消えた」を目にし、早稲田大学大学院 科学技術ジャーナリスト養成プログラムで学んだのは私の専門知識を役立てる場があればという思いがあったことを思い出しました。
 「日本版『メディアの権力』! この国にもハルバースタムが現れた。日本語という見えない障壁に守られながらガラパゴス化の道をたどり続ける日本の大メディア。権力と一体化し、また既得権益を共に享受し、財務省の増税路線を援護射撃しながら、福島第一原発の危険性については「プレスリリース原稿」のみを垂れ流す――日本の新聞とテレビの危険性を白日の下に晒す大作。家族と財産を守るためには新聞におカネを払ってはいけない!」と内容紹介される 牧野洋 (著)「官報複合体 ー 権力と一体化する新聞の大罪」(2012年、講談社)はBOOKOFF 16号柏店で入手しました。
 「「メディアの権力監視」,日本は最低評価」(『放送研究と調査』(2019年8月号))を目にし、とても寂しい気持ちになりました。