「1959年から84年まで行われた在日朝鮮人らの「帰国事業」.夫に同行し,高齢となった今もなお北朝鮮に暮らす「日本人妻」たちは,現地で何を考え,何を望んでいるのか.望郷の念,離ればなれとなった親族への思い――.この6年間に11回の訪朝取材を重ね,彼女たちに寄り添い,半世紀余りの記憶を紡ぐ.写真多数.」と内容紹介される 林典子 (著)「フォト・ドキュメンタリー 朝鮮に渡った「日本人妻」 ー 60年の記憶」(2019年、岩波書店)をBOOKOFF 岡崎井ノ口店で入手しました。
 小学生の時、クラスに朝鮮を母国とする同級生がいました。彼が「朝鮮に行きたい」と話していたことを思い出しました。彼は若くして亡くなったと聞きました。
 「1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となった。日本の当局による捜査や、亡命北朝鮮工作員の証言により、これらの事件の多くは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになった。(中略)2002年10月には、5人の拉致被害者が24年ぶりに帰国した。(後略)」(北朝鮮による拉致問題とは|日本国政府:北朝鮮による日本人拉致問題)とされますが、残された拉致被害者たちの帰国は現在に至るまで実現していません。
(税込275円→税込110円)