ヤマザキマザック工作機械博物館を見学したことを6月のblogで書きました。昔、一種の研削機械の開発設計をしていた時があり、切削加工も関心分野でした。ヤマザキマザック工作機械博物館の見学もそれが理由でした。
 「本書は、切削加工の基本知識をイラスト、図、写真などを多用してやさしくまとめている。基本3要素の中の「被削材」と「切削工具」を主体に解説しており、加えてツール保持具やワーク保持具、切削加工の経済性などについても記述している。」と内容紹介される 小坂弘道 (著)「切削加工の基本知識」(2007年、日刊工業新聞社)がBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目に入りました。「今後、このような設計に携わることはない」というのはわかっているのですが、「知識の整理に」で入手しました。
 「高性能,高精度の機械を設計・製作する上で重要な課題であるはめあい,公差につき設計ノウハウを解説」と内容紹介される 佐藤賢弥 (著)「はめあい設計心得ノート」(1995年、日刊工業新聞社)はBOOKOFF 秋葉原駅前店で目にし、「はめあい」のことを考えて部品設計していたことを思い出し、入手しました。
  MISUMIはその分厚い部品カタログから「こんな製品があるんだ」と勉強させていただきましたが、Webサイトも充実しています。切削に関連して機械設計上で不可欠な「はめあい」でWeb検索したところ、「はめあい選択の基礎」というページがありました。そして「技術の知識」として「数学・物理学の基礎」、「機械工学の基礎」、「メカトロニクスの基礎」、「エレクトロニクス部品の基礎」、「機械設計の基礎」、「材料の基礎」、「機械加工の基礎」、「機械要素の基礎」、「規格」、「法令・安全・省エネ」の項目に分けて情報が提供されていて、この分野を学ぶ人には勉強になる内容であることに驚かされました。
 キーエンスではなるほど!機械加工入門として「切削加工」があり、「機械加工のノウハウを習得 機械加工入門」と題するpdfの電子書籍がWeb会員向けに提供されていることを知りました。
 機械設計をしていた時代、周りに教師となる人がいなかったため、渡辺秀則 (著)「機械設計心得ノート―ベテラン設計者になる近道」(1983年、日刊工業新聞社)、渡辺秀則 (著)「続・機械設計心得ノート―ベテラン設計者になる近道」(1988年、日刊工業新聞社)に助けられました。このことを思い出し、「機械設計に役立つ情報を提供する企業のWebサイトをチェックし、それを多くの人に知っていただく活動も必要だなあ」になっています。