大型本(305 x 235 x 18 [mm])

 2020年の中国の全国人民代表大会で「香港国家安全維持法」が可決されて以降、香港の民主活動家に対するひどい弾圧が始まり、それが続いています。「香港基本法を専門とする唯一の日本人研究者、廣江倫子准教授に話を聞く」(WEDGE Infinity)の記事を読みながら、「1国2制度とは・・」、また、「天安門事件を起こした中国政府は基本的に何も変わっていないのでは・・」と考えさせられ、どうにもやりきれない気持ちになります。そして香港が中国へ返還された1997年7月1日の前、返還後の香港を憂いて他国へ居を求める香港の人々のことがニュースになっていたことを思いだします。
 香港が中国へ返還される前年の10月に知人たちと香港を旅行したことを2014年のblogで書きました。現在の香港国際空港の1998年7月6日の開港前で、近くにビルを見ながら啓徳空港(旧・香港国際空港)へ着陸する「香港アプローチ」も体験しました。
 Vittorio Magnago Lampugnani (編集), E. G. Pryor (編集), Shiu-Hung Pau (編集), Tilman Spengler (編集), & 1 その他"Hong Kong Architecture: The Aesthetics of Density" (1993, Prestel Pub)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で見つけ、"Aesthetics" という単語が気になり、ページを開いて下記のContentsのように建築物の紹介や都市計画に関連する私の関心分野で、また、中国への返還前の私が訪れた香港がそこにあるような気持ちもして入手しました(税込110円←嬉しい価格、ありがとうございます)。
 1999年12月20日、ポルトガルから中国にマカオが返還されましたが、香港旅行中に香港マカオフェリーターミナルShun Tak Centre and Macau Ferry Terminal)からマカオへ日帰り旅行しました。本書を見て「香港マカオフェリーターミナルはこんな建物だったのか」などと記憶をなぞっています。