1月27日、東京電力福島第一原子力発電所東日本大震災によって原発事故の2号機の上ぶたの放射性セシウムの濃度は少なくとも2京~4京ベクレルあると報道されました(東京新聞のニュース)。事故によって破壊された原子力発電施設の具体的な解体方法や解体工程は、各所の放射性物質による汚染状況を子細に調査した後の解体システムの設計の段階にならないと検討できないことは明らかで、福島第一原発の廃炉工程が現場を知らない連中によってつくられた、極めていいかげんなものであることを改めて確認させられました。先のblogリスクマネジメントの国際規格であるISO 31000について触れましたが、「行政や東電のリスクマネジメントはどうなっているのか?」と考えさせられます。
 東日本大震災の発生から10年が過ぎようとしています。そして昨年からの新型コロナウイルス感染症による大きな社会への影響・・。安全神話などはないこと、そして歴史に学ぶことの重要さを認識させられています。
 福島第一原発の事故に対して東電福島原発事故調査・検証委員会による政府事故調査報告書が公開されています。これに対して塩谷喜雄 (著)「「原発事故報告書」の真実とウソ」(2013年、文藝春秋)をBOOKOFF 6号南柏店で見つけ、入手しました。
(税込110円)