NHK BS1のワールドニュースで断片的ですが、世界で起きていることを知るようにしています*。その中でEU、特にドイツのことは気になります。ただ、第二外国語としてドイツ語を学びましたが**、ドイツのことはほとんど知らない私です(日本のこともよく知りませんので・・ (^_^; )。
 イエンス・ベルガー (著), 岡本 朋子 (翻訳)「ドイツ帝国の正体 ― ユーロ圏最悪の格差社会」(2016年、早川書房)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で見つけ、そのことを思い出し、入手しました(税込510円が割引で税込210円)。
 ジャーナリストのJens Berger 氏によるこの作品の原題は"Wem gehört Deutschland? : Die wahren Machthaber und das Märchen vom Volksvermögen"(2014年)で本書の序文の「ドイツは誰のものか?」が実際の書名に対応すると思います(日本では、本の書名は出版社の専権事項のようで「売らんかな」で本書のように原書名と関係ない刺激的な書名がつけられることもしばしばです)。
 本書の内容は所得という視点からドイツの経済に切り込んでいくもので、私自身、昔、所得という切り口からシミュレーションをして論文にまとめたこともあり、経済面からドイツについて理解を深めることができた気持ちがしました。