『現代道具考』でPDAとしてMobile Gear MC-R520(NEC;本体サイズ:245×131×28.8(mm)、重さ:約770g;1999年発売;『現代道具考』での解説)を使っていたことを書きました。当時のPCがPower Onから使用できるまでに時間がかかり、また、バッテリでの駆動時間が短いのに対して、 MC-R520はバッテリだけで安心して4時間は使え、タッチタイピングできるキーボードサイズ、携帯性、電子メールやファクシミリへの対応、PCとの通信機能などから会議に出席しながら議事録をすぐ作成できるマシンとして重宝していました。
 現在、B6サイズのノートを常時携行し、メモ書きに利用していますが、後から読むと何を書いたかわからない、また、まとまった文章を書く場合、PCでテキストを作成し、そのテキストを編集しながら推敲を重ねてまとまったものとしてまとめていく、私の思考構造のため、ノートでの限界を感じるようになりました。一方、小型のノートPCを常時持ち歩くのは抵抗があります。そんなことから先日、ヨドバシAkibaへ行き、事務用の電子機器を見ていてpomera DM-30 (KING JIM)が目に入りました。外形寸法は折畳時 W156×D126×H33(mm)、使用時W286×D131mmで質量 約450g(電池含まず)とされます。キーピッチは私がタッチタイピングする分には全く問題ないものです。そして単3形のアルカリ電池やエネループを使用でき、「電池の予備を持っていけば」です。pomeraのことをblogに書いたのは DM-20の時代の約10年前でした。
 「既に現在、保有しているスマホとBluetooth キーボードのBSKBB15(BUFFALO)を組み合わせればpomera DM-30を入手する必要はないでしょう」と良心様の声・・。「でも長時間のテキスト入力でスマホのバッテリがなくなるのは困るし・・」と私・・