先のblogあゆみBOOKS早稲田店のアウトレット本のコーナーで見つけたアントワーヌ・バルジー二 (著)「アーティストのための形態学ノート ―人体表現に生命を吹き込む」(2017/6/30、青幻舎)を入手したことを書きました。同コーナーで元村有希子*(著)「理系思考」(2007/10/27、毎日新聞社)も入手し、帰りの地下鉄の中で早速、読み始めました。この本は毎日新聞のコラム「発信箱」に書かれたものを新聞掲載時のまま、そして書ききれなかったものをエッセイとして加えたものとのことです。読みながら「そうだ、そうだ」とか、「こういう考え方もあるのか」、そして「この本が書かれた10年前と現在を比較したら・・」などと考えさせられました。「短い読み物であるコラムを集めたものだからできる読み方かな」です。
 本blogを書くのにamazon.co.jpの「理系思考」のカスタマーレビューを見たら女性蔑視を伺わせる偏見に満ちたもの(例えば「とりあえず,男の記者がこの程度の文章を書いたとしてもぜったい単行本などにはならなかったと思う。」という表現)や陰湿な「いじめ」を感じさせるものが並んでいてやりきれない気分になりました。
 Amazon.co.jpは「カスタマーレビューについて」のなかで「健全なコミュニティを維持するために、カスタマーレビューの参加条件を含むガイドラインを設けています。」とし、カスタマーレビューを投稿する上での「コミュニティガイドライン」の中で、「誹謗、中傷、いやがらせ、脅迫、扇動、卑猥、わいせつ、またはみだらな内容投稿は禁止です。たとえば、卑猥またはみだら言葉を使うこと、人種、民族、国籍、性別や性同一性、宗教、性的指向、年齢、または障害に対する憎悪や偏見を表現することは禁止です。なお、このような憎悪や偏見を持つ組織に賛同する内容も含みます。」としています。これが実際のカスタマーレビューに対して機能していないのが残念です(「違反の報告」により改善されますように・・)。