2011年07月30日 - 2. 道具(自転車) 堺市の観光スポットを移動するのに観光案内所でレンタサイクルを借り、時間を有効につかうことができました。 借りたのは小径自転車に関心があることからLOUIS GARNEAU LGS-MV 8。また、内装変速機を自動制御するSHIMANO CYBER NEXUSの装備も関心あったことによります。 自転車の自動変速機の初体験! 乗っていて便利に思ったのが、停止すると自動的にローギアに変速し、発進が楽にできること。平坦な道路では加速中に自動変速されていくのに「なるほど、自動変速機だ」でした。一方、登り坂になってギアが軽くなって欲しい時にギアが変わらず、また、坂を上ろうと勢いをつけたのが(私の意図とは異なって自転車のコンピュータに解釈され)ハイギアに変速されて「重い!」で腰を上げてペダルを踏まざるを得ない状態にもなりました。取り扱い説明書は借りていなかったため、操作パネルで色々、試してみましたが、これならばという状態にはなりませんでした。 帰宅してから「どんな制御が行われているのだろうか?」と気になって、ShimanoのWebサイトを調べてみました。システムはコンピュータユニット、後ハブ(内装変速機)、モーターユニット(内装変速機の変速段数を変更)、変速スイッチ、フライトデッキ(サイクルコンピュータ)、ハブダイナモ(前輪につけてシステムに必要な電気を発電)、バッテリーボックス、電気ケーブル、そして後輪に取り付けの速度センサーで構成されます。 コンピュータユニットの変速タイミング調整つまみで重いペダルか、軽いペダルか、好みを調整できるようです。 CYBER NEXUSの詳しい技術解説は現在のところ、見つからないため、想像の範囲ですが、速度だけで自動変速を行っているように思われます。よりよい制御を行うには坂を検出する傾斜センサー、そしてクランクにかかる力を検出する力センサーとの組み合わせが考えられます。ただ、そうなるとクランク周りの部品も新たに開発しなければならず、システム価格が上がり、手に届きにくい自転車となってしまいそうです。 自転車の自動変速機、発展途上であること、そして興味深い技術でもあることを実感しました。----------LOUISGARNEAU 2006 bicycle cllection [LGS MV8] http://www.louisgarneausports.com/06bike/lgs-mv-8-2.htmLOUISGARNEAU LGS-MV 8http://www.louisgarneausports.com/07bike/computer-mv8.htm・ シートポストの色から2006年モデルのようです。Shimano Nexushttp://techdocs.shimano.com/techdocs/blevel.jsp?ASSORTMENT%3C%3East_id=1408474395181679&FOLDER%3C%3Efolder_id=2534374302052334&bmUID=iWf6kSa&bmLocale=ja・ AI Automatic System に取扱い説明などの資料があります。