「ルポ 外国人ぎらい ー EU・ポピュリズムの現場から見えた日本の未来」 [本と映像・音楽の話]
「「この国が移民に乗っ取られるのは勘弁だ」―ドイツ・公務員男性― 欧州6カ国、衝撃の現実を描く! 講談社ノンフィクション賞受賞作家、待望の新刊。 内外から多くの移民を受け入れ、超国家として発展してきたEU。 しかし近年、そのEUで「外国人ぎらい」ともいうべき移民排斥運動が激化している。排外主義ポピュリズムを叫ぶ極右が支持を集め、主力政党となった国もある。 自由と人権を掲げてきた欧州で今何が起きているのか。欧州在住のジャーナリストが、チェコ・オランダ・ドイツ・イタリア・フランス・イギリスの6カ国を訪ね、ポピュリスト政党党首や市井の人々への取材を基に、その実態を明らかにする。 最終章では「隠れた移民大国」である日本を訪れ、欧州の「失敗」から日本が学ぶべき点を考察する。 コロナ禍を経て、今後ますます「外国人ぎらい」が加速すると思われるEU。欧州の轍を踏まないために、そして日本独自の共生社会を築くために、必読の1冊。」と内容紹介される 宮下洋一 (著)「ルポ 外国人ぎらい ー EU・ポピュリズムの現場から見えた日本の未来」(2020年、PHP研究所)をBOOKOFF 6号松戸馬橋店で入手しました。
(税込270円→税込110円)
「知っておきたい入管法 ー 増える外国人と共生できるか」 [本と映像・音楽の話]
12月18日は「国際移住者デー」です(リンク先はUNICEF;「国際移民デー」とも称す)。
「毎年3000万人の外国人が日本に入国しており、実習生は5年で13万人増加。移民は76万人に上る。観光庁による、観光立国化のためのビザ規制の緩和により、今後も外国人入国者は増えていくことが予想される。 さらに2019年4月の入管法改正により、外国人が日本に留まれる新資格に、介護や農業、外食産業や製造業などの人手不足分野が追加された。政府は「入国管理庁」を設置する方針。そんな中で、様々な問題が起きている。出稼ぎ目的の偽装難民による申請増や、外国人カップルに永住権を与えられる法律の抜け道などのケースがあると、難民審査参与員である著者は述べる。 入管法はなぜ、どのように改正されたのか。やさしい解説をもとに、入管法への理解を深めていく。」と内容紹介される 浅川 晃広 (著)「知っておきたい入管法 ー 増える外国人と共生できるか」(2019年、平凡社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。本書の発行から5年、円安のために働き場所を求める海外の人々にとって魅力の低下した日本*、そして円安のために海外からの観光客が増加の日本・・**
「令和5年6月9日、第211回通常国会において「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する法律」が成立し、同月16日に公布されました(令和5年法律第56号)」(令和5年入管法等改正について)。「改正出入国管理法が施行 難民申請3回目以降 強制送還対象に」(2024年6月10日、NHK NEWS WEB)の記事の中で外国人の支援にあたる弁護士などでつくる団体「入管を変える!弁護士ネットワーク」の声明が紹介されていますが、私もその声明に同意で大きな危惧を抱いています。