「建築革命 ー 偽装を超えて「安全」で「美しい」まちへ」 [本と映像・音楽の話]
2017年のblog、そして先のblogで「「技術者倫理」は私の大切にしているもののひとつです。」と書きました。そして「技術者は次の世代の技術者に得た知識を伝えていくのがその役目」とも考えています。「様々な失敗の上に現在の技術が成立していることがわからなくなっているのではないか?」と現在の状況をとても危惧しています。
「姉歯事件の教訓から、闘う弁護士 五十嵐敬喜とその仲間たちが政策提言 「建築家法」と「建築許可」で日本の都市に"革命"が起きる 今回のような衝撃的な事件が起きても、誰も動かないというのは、 もう国だけでなく、国民の側の「罪」でもある。 本書は、政府の建築基準法改正に引き続く、建築士法改正に対抗すべく、 建築基準法については現在の建築確認制を建築許可制に建築士法の建築士を建築家に変えよ、と主張するものである。 この改正なくしては第二の姉歯を阻止できないばかりではなく、 日本の都市を安全で美しいものにするという国民の悲願は到底達成できない。 この改正は、都市に「革命」を起こすだろう。」と内容紹介される 五十嵐 敬喜 + 耐震偽装から日本を立て直す会 (編著)「建築革命 ー 偽装を超えて「安全」で「美しい」まちへ」(2006年、建築ジャーナル)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
(税込990円→税込495円→税込220円)
「大津波を生き抜く ― スマトラ地震津波の体験に学ぶ」、「災害史探訪 海域の地震・津波編」 [本と映像・音楽の話]
安政元年(1854年)11月5日、安政南海地震による津波がいまの和歌山県広川町を襲った際、濱口梧陵が稲むらに火をつけ、津波から逃げ遅れた村人を高台へ導いて、多くの命を救った逸話 「稲むらの火」 の故事にちなんで2015年12月、国連総会において毎年11月5日が 「世界津波の日」(リンク先は和歌山県)に制定されたとのことです。
「スマトラ島沖で2004年12月26日、M9.1規模の地震が発生し、津波によって多くの方が亡くなられました。」と2012年のblogで触れました。
「東日本大震災以前の三陸津波の体験はなぜ生かされなかったのか。災害文化を共有することの重要性から、スマトラ地震津波に遭い、生き延びたインドネシア・バンダアチェの人々の体験談を通し、津波襲来時、直後の混乱期、そして復興期をどう生き抜くかを学ぶ。」と内容紹介される 田中 重好 / 高橋 誠 / イルファン・ジックリ (著)「大津波を生き抜く ― スマトラ地震津波の体験に学ぶ」(2012年、明石書店)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
伊藤和明 (著)「災害史探訪 内陸直下地震編」(2017年、近代消防社)と伊藤和明 (著)「災害史探訪 ― 火山編」(2017年、近代消防社)の蔵書について2023年にblogしました。「プレート境界で発生する地震は大津波を発生させる。津波がいかに大量死を招く現象か、過去の災害記録から何を読み取り、いかに将来の防災に活かすか、自然災害の「温故知新」として欲しい!」と内容紹介される 伊藤和明 (著)「災害史探訪 海域の地震・津波編」(2017年、近代消防社)も同店で入手しました。