SSブログ

「スイス」、「スイスが問う日本の明日」、「民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる」 [本と映像・音楽の話]

P1270754-20201222s.jpg

 1988年夏と記憶しますが、スイスローザンヌで開催のシンポジウムでの発表のため、ドゴール空港からジュネーブ空港へ、そしてスイス連邦鉄道(SBB)を利用してレマンコ湖を見ながらローザンヌに入りました。発表を終えての週末は、山岳鉄道のユングフラウ鉄道を利用してアイガーの北壁を見、終着駅のユングフラウヨッホでスキーを楽しみました。
 森田安一・踊共二(著)「スイス」(2007年、河出書房)、そして花田吉隆(著)「スイスが問う日本の明日」(2018年、刀水書房)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、当時を思い出して入手しました。
 2015年のblogで昔、スイスの核シェルターに関する資料(ドイツ語)を訳したことについて触れましたが、スイス政府(編)、原書房編集部 (訳)「民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる」(2003年、原書房)をBOOKOFF 6号南柏店で目にし、そのことを思い出して入手しました。「民間防衛」について「「スイス民間防衛」日本で売れ続ける理由」(SWI swissinfo.ch)の抜粋を次に示しますが、考えさせられます。

 「(略)「Zivilverteidigung(民間防衛)」は1969年9月、連邦内閣の委託を受け、司法警察省がスイス国内の全世帯に無料配布した。その目的は主に2つ。国民に武力攻撃から身を守る備えをさせること。そしてもう1つは、国内に潜む共産勢力への警戒を高めることだった。(略)しかし、そのころ冷戦は緊張緩和、いわゆるデタントの時代に突入していた。このためハンドブックは強い反発を食らう。抗議活動が起き、軍事パレードにハンドブックが投げ込まれ、果ては路上で焼かれた。(略)」
(税込210円、税込1,660円→税込1,260円→税込630円→税込210円、税込980円→税込110円)

続きを読む


nice!(16)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー