SSブログ

「科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体」 [本と映像・音楽の話]

P1290013-20210213s.jpg

 2006年4月8日のblogで早稲田大学大学院政治学研究科の科学技術ジャーナリスト養成プログラムMAJESTyの第一期生となったことを書きました。あれから15年が経ってしまいました(光陰矢の如し・・)。瀬川至朗先生によるMAJESTyの講義の中で国立成育医療研究センターを見学させていただき、その取材に加えて当時の同センターのWebサイトの内容を確認し、情報発信に有効に活用されていないことに気づいてレポートにしたところ、(他からも指摘があったのかもしれませんが)同センターで真摯に受けとめていただき、改修されたことのご報告をいただいたことはよい思い出です。
 瀬川至朗(著)「科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体」(2017年、筑摩書房)をブックオフ埼玉三郷店で目にし、入手しました(税込370円→税込110円)。下記の目次で読みながら、瀬川先生の執筆された内容がよく理解できる私がいることに気付かされました。

《 目次 》
 序章 科学報道はなぜうまくいかないのか
 第1章 メディアはなぜ見抜けなかったのか―STAP細胞問題
 第2章 なぜ大本営発表報道といえるのか―福島第一原発事故
 第3章 懐疑論をどう「公平・中立」に報道するのか―地球温暖化問題
 第4章 マスメディア共同体の構造
 第5章 「客観報道」と「公平・中立報道」の問題点を考える
 終章 科学ジャーナリストは科学者とどう向きあうべきか

続きを読む


nice!(16)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー