「地震予報」 [本と映像・音楽の話]
日本地震学会の「FAQ 2-1. 地震予知と地震予測」の中に「政府(地震調査研究推進本部)は、日本各地の地震危険度について、科学的調査・分析に基づいて長期評価(一種の長期予測)をする作業をしています。このような情報は、短期的な地震回避行動(たとえば、地震前に避難する、地震直後の火災防止のためにガスの供給を調整するなど)には役に立ちませんが、長期的な防災計画を策定する上で、有用な情報となります。」という記述があります。地震調査研究推進本部は文部科学省の組織で地震動予測地図などを提供しています。また、日本地震学会のWebサイトで様々な地震に関する情報が提供されています。
串田嘉男(著)「地震予報」(2012年、PHP研究所)をBOOKOFF 岡崎井ノ口店 * で入手しました(
「「地震予測」の東大名誉教授・村井俊治「情報は科学的根拠で判断してほしい」」(マイナビニュース)の中で「(略)東日本大震災が起きる約5週間前に、GPSの分析で地殻変動に物凄い異常が出ていて、“これはノイズじゃないか?”“エラーじゃないか?”という疑いがありました。分析をすると、エラーではないと。これは何か大変なことが起きるのでは……と予感しました。(略)」があります。
地震計の波形を中心とした研究だけでなく、目的とする地震予報を様々な視点から実現に結び付けることの重要さを再確認しました。
* :国道248号線沿いのBOOKOFF 岡崎井ノ口店はジャズの街岡崎の特徴が出ていて、JAZZのCDが多数ありました (^_^)