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COOLPIX P950(Nikon) [2. 道具(カメラ)]

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 2015年3月19日発売のCOOLPIX P900についてblogを書いたのは約5年前となりました。そしてCOOLPIX P9502月7日発売予定として1月7日に発表されました。COOLPIX P900と光学系は同じ35mm判換算24~2000mmの83倍ズームで有効画素数も同じ、そして「デュアル検知光学VR」でCOOLPIX P900の手ブレ補正効果5段から向上して手ブレ補正効果5.5段、さらに動画撮影が4K UHD/30pに対応し、アクセサリーシューの搭載などが特徴となっています。
 月のお手軽撮影は現在でもblogのように2014年に入手したFinePix HS50EXR(発売は2013年2月23日)を使っています(1.7倍のテレコンバージョンレンズTCON-17Xを入手し、FinePix HS50EXRとの組合せで35mm判換算1,700mmで良好な画質が得られるのを確認していますが、FinePix HS50EXRとTCON-17用の支持ブラケットの製作を考えて材料を入手するもその加工に未だに着手できず・・ (^_^; )。


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「機械学習と公平性に関する声明とシンポジウム」(2020年1月9日、一橋講堂) [展示会、セミナー、博物館等]

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 「機械学習と公平性に関する声明とシンポジウム」が1月9日午後6時~8時30分、一橋大学の一橋講堂で開催で参加してきました。1階の約500名の座席の70%程が埋まり、関心の高さを感じました(江間有沙先生の確認で企業に勤務する人が最も多かったようです)。
 「オープニングおよび声明に関して」では「機械学習と公平性に関する声明」を人工知能学会 倫理委員会、日本ソフトウェア科学会 機械学習工学研究会、電子情報通信学会 情報論的学習理論と機械学習研究会で共同して出すことになった背景説明がなされました。
 神嶌 敏弘 先生による「機械学習と公平性」の講演は「機械学習を限定的に考えての内容」としてよく理解できました。佐倉 統 先生による「社会の中の技術を考えるために」はプレゼの結論で「どこを人間が判断し、どこをAIが担当するか」の役割分担を意識的に設計する必要がある。」としたように、シンポジウムのテーマの機械学習に絞らず、AI全般に言及していたように思えました。江間 有沙先生による「AI公平性に対する研究者コミュニティの社会的責任」の講演はAI研究に関する倫理的な面などを含めた様々な組織の取組み状況を概観するものだったように思います。そしてパネルディスカッションは期待が大きかっただけに尻つぼみのように思えました。つい「研究費を申請する立場としてマイナスになることはいえないのかな」等と考えてしまいました。
 今日、AIは製品やサービスを売るための「キャッチフレーズ」であり、マスメディアの伝え方もその中味について吟味されていません。以前のblogで人工知能関係の蔵書について書きましたが、第二次人工知能ブームはエキスパートシステムに牽引されていて、「他の人の知らないknow-howを持っていて素晴らしい仕事をしている人たちがエキスパートシステムにそのknow-howを入れることがあるのだろうか?」などとブームに対して冷ややかに見ていた私がいました。多変量解析の問題(Garbage In Garbage Out 等)と同じ限界が機械学習にもあると思います。
 MicrosoftのAIチャットボットTayグーグルの「ヘイト監視AI」などの問題のように、black boxといえるAIシステムから出力された結果を単純に信じることは、詐欺にひっかるのと等しい場合もあります。お気をつけください。

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