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「愛着障害 ー 子ども時代を引きずる人々」、「愛着障害の克服 ー 「愛着アプローチ」で、人は変われる」 [本と映像・音楽の話]

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 「従来、愛着の問題は、子どもの問題、それも特殊で悲惨な家庭環境で育った子どもの問題として扱われることが多かった。しかし、近年は、一般の子どもにも当てはまるだけでなく、大人にも広くみられる問題だと考えられるようになっている。しかも、今日、社会問題となっているさまざまな困難や障害に関わっていることが明らかとなってきたのである。さらに昨今、「発達障害」ということが盛んに言われ、それが子どもだけでなく、大人にも少なくないことが知られるようになっているが、この発達の問題の背景には、実は、かなりの割合で愛着の問題が関係しているのである。実際、愛着障害が、発達障害として診断されているケースも多い。」と内容紹介される 岡田尊司 (著)「愛着障害 ー 子ども時代を引きずる人々」(2011年、光文社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 上記の本の副題の「子ども時代を引きずる人々」に関連して私の引きずっている子ども時代について以下に書きます(面白くない話ですので読み飛ばしていただいて結構です)。

 2019年のblogで私の家族について触れ、「私を自分達の価値観で家に縛り付けようとする父母、その対応として「いい子」を演じようとする私自身に「このまま、ここに居ては自分が死んでしまう」と強く考えるようになり、関東に就職先を求め、家を出ました。」と書きました。学生アルバイトをしていた時代、着ぐるみにも入っていて「演技する」について考えていたことから、毎年、演技する気持ちで帰省していましたが、「もう演技できない」となり、帰省を止めました。2015年のblogで「昔、ある分野の勉強で本を読んでいて、ある項目の書かれたページで平静でいられなくなり、読み進むことができませんでした。時間をおいてそのページから読もうとしましたが、やはりできませんでした。「なぜ?」がわかったのは年月を経て「トラウマ」という言葉を知ってからでした。」と書きましたが、ある項目とは民法家族法の事例解説でした。
 帰省を止めて9年後、兄から父が胃癌の手術を受けるとの電話連絡がはいりました。そして実家に行きました。「父が手術を受け、快方に向かったら聞こう」と考えていたことに幼い時(幼稚園に入る前)、「お前は弘法さんの橋の下から拾ってきた子だ」*と2度いわれて泣いたことに対して、「なぜ、そのようなことを言ったのか?」でした。小学2年の時、家族で父の知人の家へ行き、その近くで開催のお祭りを楽しみました。何日か経ったあと、父に少しでも近づきたく意を決して「お祭り楽しかったね」と父に話したら「お前は行っていない」という返事で「(私は)存在していない人間か」となりました。また、小学2年生の時、何を父が考えたのか、急に「映画にいこう」となり、父と電車に乗り、嬉しかったのですが、緊張で車内で吐いてしまい、映画にいくことは中止となりました。私は体力的に劣っていたことから「よくできた、いい子だ」と認められたく、勉強しましたが、ほめられた記憶はありません(父が育った時代も関係しているのかもしれませんが)。小学5年生の時、母から「「近くの〇〇さんがお前を養子に欲しい」という話があるけどどうする?」と聞かれました。「いやだ」と共にそれまでずっと抱えてきた疑問の「僕は本当にこの家の子なの?」と聞きました。母は「私が生んだ子」と答えましたが、父母との距離感は縮まりませんでした。父は快方に向かわず手術から約半年後に亡くなり、私は質問できませんでした(*:2012年のblogで父と母が結婚に至った経緯を書きましたが、「母の生地からそのように言った可能性がある」と気付きました)。父は最後の日々の中で私について「縁の薄い子」と話していたことを母から聞きました。「そうしなければ私の心がとっくの昔に死んでいた」がその父の言葉に対する返事でしょうか・・

 「幼いころに親との間で安定した愛着を築けないことで起こる愛着障害は、子どものときだけでなく大人になった後も、心身の不調や対人関係の困難、生きづらさとなってその人を苦しめ続ける。本書では、愛着研究の第一人者であり、ベストセラー『愛着障害』で愛着への理解と認知を国民的レベルに高めた著者が、愛着障害に苦しむ人やその家族、支援者に、臨床の最前線から豊富な事例を交えながら、回復のための最強メソッドと実践の極意を公開する。奇跡の復活をもたらす「愛着アプローチ」とはどんな方法なのか。薬も認知行動療法も治せなかったさまざまな問題(慢性うつ、不安、依存症、摂食障害、自傷、発達障害、不登校、ひきこもり…etc.)が、なぜ愛着に注目し、愛着を安定化することで改善へと向かうのか。医療のパラダイムを根底から変える一冊。」と内容紹介される 岡田尊司 (著)「愛着障害の克服 ー 「愛着アプローチ」で、人は変われる」(2016年、光文社)も同店で入手しました。

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(税込550円→税込110円、税込550円→税込110円)
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発達障害って、なんだろう? | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/featured/201104/
愛着障害 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%9D%80%E9%9A%9C%E5%AE%B3
岡田尊司 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E5%B0%8A%E5%8F%B8
愛着障害 岡田尊司 | 光文社新書 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036430
愛着障害の克服 岡田尊司 | 光文社新書 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334039561
回避性愛着障害 岡田尊司 | 光文社新書 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334037758
不安型愛着スタイル 岡田尊司 | 光文社新書 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334046354
死に至る病 岡田尊司 | 光文社新書 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334044367


愛着障害 (光文社新書)

愛着障害 (光文社新書)

  • 作者: 岡田 尊司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/09/16
  • メディア: 新書



愛着障害の克服 (光文社新書)

愛着障害の克服 (光文社新書)

  • 作者: 岡田尊司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2016/11/17
  • メディア: 新書



回避性愛着障害 (光文社新書)

回避性愛着障害 (光文社新書)

  • 作者: 岡田尊司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: 新書



死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威 (光文社新書)

死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威 (光文社新書)

  • 作者: 岡田 尊司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: 新書



不安型愛着スタイル~他人の顔色に支配される人々 (光文社新書)

不安型愛着スタイル~他人の顔色に支配される人々 (光文社新書)

  • 作者: 岡田 尊司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2022/11/16
  • メディア: 新書



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