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「地震のすべてがわかる本 ― 発生のメカニズムから最先端の予測まで」、「シミュレーション 大地震が東京を襲う! ― その時あなたはどこにいるか!?」 [本と映像・音楽の話]

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(税込370円→税込220円)
 放送大学の1月9日の講義の「“科学”からの招待状 熊本地震 6年目の真実と教訓(前編)「“科学”からの招待状 熊本地震 6年目の真実と教訓(後編)」を見ました。熊本地震は2016年4月14日21時26分にマグニチュード6.5の地震が起きた28時間後の4月16日1時25分にマグニチュード7.3というさらに大きな地震が起きたもので、先に起きた地震が前震、28時間後に起きた地震が本震とされ、従来の「大きな地震が起きた後はそれより地震の強度は下がる」といった考えを覆しました。講義は熊本地震後の研究について伝える内容で「地震についてはまだ、多くのことがわかっていない」と考えさせられました。また、東海大学の阿蘇キャンパス旧1号館が熊本地震の震災ミュージアムとして公開されたことを知りました(熊本地震震災ミュージアム)。

 本blogで末尾にまとめた地震関係の本の入手について書きました。その後、次の地震関係の本を入手しました(機械設計をやっていた時代は地震に関係する解説を読んでも「本を入手」までには至らなかったことへの反省)。地震の予知の可能性について書かれた本もありますが、気象庁が「地震の予知について」とする解説の中で「○月×日に□□地方で大きな地震がある」といった確度の高い地震の予測は現在の科学的知見からは難しいことを指摘しているように、現在のところ、私自身も「地震の正確な予知が可能」とは考えていません。

 土井恵治 (監修)「地震のすべてがわかる本 ― 発生のメカニズムから最先端の予測まで」(2005年、成美堂出版)はBOOKOFF 16号柏店で入手しました。
 溝上恵(監修), インパクト (著)「シミュレーション 大地震が東京を襲う! ― その時あなたはどこにいるか!?」(1993年、中経出版)はBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 佃為成 (著)「地震予知の最新科学 発生のメカニズムと予知研究の最前線」(2007年、SBクリエイティブ)はBOOKOFF 秋葉原駅前店で入手しました。
 木村政昭(著)「いま注意すべき大地震」(2011年、青春出版社)はBOOKOFF 16号野田店で入手しました。
 村井 俊治 (著)「地震予測は進化する! 「ミニプレート」理論と地殻変動」(2019年、集英社)はBOOKOFF 柏高柳駅前店で入手しました。

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・ ディスニ―ランドで液状化が起きることが書かれていますが、その地盤改良に関係した技術者から「ディズニーランドはしっかり地盤改良されているけれど周辺地域の地盤改良は・・」を聞き、地盤改良について勉強しました。そして東日本大震災でそれが現実のものとなったのを見ることになりました。本書の地震用語解説4【液状化】で1993年1月の釧路沖地震でマンホールの地上への突出が触れられていますが、東日本大震災でもそれを見ることになりました。
(税込220円)
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(税込270円→税込110円)
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(税込110円)
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(税込470円→税込110円)

【これまでに入手した地震関係の本】
 2016年6月のblogで伊藤和明著『地震と火山の災害史』(1977年、同文書院)、茂木清夫(著)『地震―その本性をさぐる』(1981年、東京大学出版会)、地震予知総合研究振興会(編)『首都直下地震』(1991年8、毎日新聞社)を入手したことを書きました。
 2016年10月のblogで柳田 邦男 (編)「阪神・淡路大震災10年―新しい市民社会のために」 (2004年、岩波新書) 、藤木 良明(著)「マンションの地震対策」 ( 2006年、岩波新書)を入手したことを書きました。
 2019年10月のblogで平田直(著)「首都直下地震」 (2016年、岩波新書)、藤木良明(著)「マンションの地震対策」 (2006年、岩波新書)を入手したことを書きました。
 2020年9月のblog
地震イツモプロジェクト (編), 渥美 公秀 (監修), 寄藤 文平 (絵)「地震イツモノート : 阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル」(2007年、木楽舎)を入手したことを書きました。
 2020年9月のblogで国崎信江, 地震から子どもを守る会 著「決定版 巨大地震から子どもを守る50の方法」(2012年、ブロンズ新社)を入手したことを書きました。
 2020年12月のblogで「朝日新聞大阪本社版紙面集成―阪神大震災〈1995.1.17~2.17〉」(1995年3月25日、朝日新聞社)を入手したことを書きました。
 2021年3月15日のblogで串田嘉男(著)「地震予報」(2012年、PHP研究所)、その翌日のblog
遠田晋次(著)「活断層地震はどこまで予測できるか - 日本列島で今起きていること -」(2016年、講談社)を入手したことを書きました。
 2021年3月19日のblogで外岡秀俊(著)「地震と社会 上 「阪神大震災」記」(1997年、みすず書房)と「地震と社会 下 「阪神大震災」記」(1998年、みすず書房)を入手したことを書きました。
 2021年3月23日のblogで村井俊治(著)「地震は必ず予測できる! 」(2015年、集英社)を入手したことを書きました。


追記
 NHK FMを聞いていたところ、警報音の後、「午前0時15分、津波警報を鹿児島県の奄美群島とトカラ列島に発表」が報じられ、「九州方面で地震?」と驚かされました。トンガ諸島の火山島「フンガ・トンガ□フンガ・ハアパイ」で大規模な噴火の影響とのこと、このような場合の津波の予測の難しさを知りました。チリ南部で発生した推定マグニチュード9.5という超巨大地震から22時間半後の1960年5月24日に日本を襲ったチリ地震津波で大きな被害がでたことを読んだ記憶があります。NHKで津波情報が継続的に発出されているのは「二度とチリ地震津波のような被害は」という理由と理解できます。被害が起きないことを強く願っています。

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熊本地震震災ミュージアム
https://kumamotojishin-museum.com/
平成28年(2016年)熊本地震の関連情報
https://www.jma.go.jp/jma/menu/h28_kumamoto_jishin_menu.html
阿蘇キャンパス旧1号館が熊本地震の震災ミュージアムとして公開されました | キャンパスニュース | 東海大学 - Tokai University
https://www.u-tokai.ac.jp/news-campus/18172/
熊本地震震災ミュージアム
https://kumamotojishin-museum.com/
ひのくに災史録 | 熊本大学
http://saishiroku.kumamoto-u.ac.jp/?1
地震のすべてがわかる本 : 発生のメカニズムから最先端の予測まで (成美堂出版): 2005|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007796499-00
溝上恵 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%9D%E4%B8%8A%E6%81%B5
東海地震を予知する 溝上 恵 氏
https://www.athome-academy.jp/archive/space_earth/0000000168_all.html
溝上恵(1936~2010 / 地震学者 東京大学地震研究所教授)が読売新聞のインタビュー(1993年)で遺した名言 [今週の防災格言145] | 防災意識を育てるWEBマガジン「思則有備(しそくゆうび)」
https://shisokuyubi.com/bousai-kakugen/index-244
大地震が東京を襲う! : シミュレーション その時あなたはどこにいるか!? | CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/ja/crid/1130282272677031296
首都圏直下型地震の被害想定
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/bousai-vol/drill/h26/tokyo/tokyo03_kato.pdf
地震火災の恐怖:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/special/saigaishi/jishinkasai/
地震被害想定|東京都防災ホームページ
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/index.html
首都直下地震等による東京の被害想定(平成24年4月18日公表)|東京都防災ホームページ
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1000401.html
首都直下地震による東京の被害想定報告書(平成18年5月公表)|東京都防災ホームページ
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1000422.html
首都直下地震による東京の被害想定報告書(平成18年5月公表)概要版
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/401/assumption_h24outline.pdf
特集 首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)‐内閣府防災情報のページ : 防災情報のページ - 内閣府
http://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h25/74/special_01.html
平成5年釧路沖地震 | ほっかいどうの防災教育
http://kyouiku.bousai-hokkaido.jp/wordpress/ndl/126977/
2-2. 釧路沖地震(1993年) : 防災情報のページ - 内閣府
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/hokkaidonaiseioki/dbindex/database/02/02/hnj0202_01.htm
平成 5年 (1993 年)釧路沖地震の地震活動について - 気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/kenshin/vol58p011.pdf
1993年釧路沖地震の港湾地域における強震記録
https://www.pari.go.jp/report_search/detail.php?id=199406077701
1993年釧路沖地震港湾施設被害報告
https://www.pari.go.jp/report_search/detail.php?id=199312076601
北海道東部(網走、釧路、根室地方)の地震活動の特徴 | 地震本部
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_hokkaido/p01_tobu/
地震予知の最新科学 | SBクリエイティブ
https://www.sbcr.jp/product/4797344103/
地震予測は進化する! 「ミニプレート」理論と地殻変動 – 集英社新書
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0977-g/
産総研:迫る南海トラフ地震!「予知」のカギを握る「地盤と水」の意外な関係
https://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/bluebacks/no31/
緊急警告 いま注意すべき大地震|青春出版社
http://www.seishun.co.jp/book/11324/
神保町古書店街で7冊入手:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2016-06-22
岩波の本を32冊まとめ買い:ロボット人間の散歩道:SSブログ
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新松戸の中古本の取扱いもする「未来屋書店」を知る:ロボット人間の散歩道:SSブログ
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「地震イツモノート : 阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-09-01
決定版 巨大地震から子どもを守る50の方法:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-09-01-1
「朝日新聞大阪本社版紙面集成―阪神大震災〈1995.1.17~2.17〉」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-12-15
「地震予報」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-03-15
「活断層地震はどこまで予測できるか - 日本列島で今起きていること -」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-03-16
「地震と社会 上 「阪神大震災」記」、「地震と社会 下 「阪神大震災」記」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-03-19
「地震は必ず予測できる! 」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-03-23
奄美群島 トカラ列島 岩手県に津波警報 北海道~沖縄に注意報 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220116/k10013432901000.html
チリ地震大津波_昭和35年
https://dil.bosai.go.jp/disaster/1960chile/lesson01.html
報告書(1960 チリ地震津波) : 防災情報のページ - 内閣府
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1960_chile_jishintsunami/index.html
観測史上最大「チリ地震」から60年 地球の裏側からの津波が怖い3つの理由 - ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/202005/190275/
生死を分けたチリ地震の記憶~NHK東日本大震災アーカイブス~
https://www9.nhk.or.jp/archives/311shogen/summary/evi/15/
地震から22時間半後の津波、全国で142人犠牲 チリ地震津波(1960年5月) | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
https://kahoku.news/articles/20200519kho000000189000c.html


シミュレーション 大地震が東京を襲う!―その時あなたはどこにいるか!?

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  • 作者: インパクト
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 1993/08/01
  • メディア: 単行本



地震のすべてがわかる本―発生のメカニズムから最先端の予測まで

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  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2005/06/01
  • メディア: 単行本



地震予知の科学

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  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2007/05/01
  • メディア: 単行本



地震予知の最新科学 発生のメカニズムと予知研究の最前線 (サイエンス・アイ新書 39)

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  • 作者: 佃 為成
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2007/10/16
  • メディア: 新書



いま注意すべき大地震 (青春新書プレイブックス)

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  • 作者: 木村 政昭
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 新書



地震は必ず予測できる! (集英社新書)

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  • 作者: 村井 俊治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/01/16
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地震前兆現象を科学する (祥伝社新書)

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  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: 新書



地震予測は進化する! 「ミニプレート」理論と地殻変動 (集英社新書)

地震予測は進化する! 「ミニプレート」理論と地殻変動 (集英社新書)

  • 作者: 村井 俊治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: 新書



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青い森のヨッチン

トンガの海底火山の大噴火は今後、メカニズムの解明が始まると思いますが噴火による気圧変化が海面変動を起こして津波のような形で日本に押し寄せているとか・・
by 青い森のヨッチン (2022-01-16 12:36) 

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>青い森のヨッチンさん、
下記の記事で「日本へ津波が伝わる途中にあるサイパン島やミクロネシア領ポンペイ島などの観測地点で、大きな潮位の変化が観測されなかった」とされていることから、これからの理論構築を待つ必要がありますね。

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トンガ海底火山噴火、大気介し伝播? 「普通ではない」津波メカニズム | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220116/k00/00m/030/092000c

by robotic-person (2022-01-16 21:56) 

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「空振」の津波についてWeb検索中です。まだ、理解できていません。

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火山噴火による空振で津波が発生か 気圧急上昇の観測と良好な対応 - ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/202201/160175/
火山学者に聞いてみよう -トピック編-
噴火現象と噴出物・岩石・鉱物 空振・衝撃波
http://www.kazan.or.jp/J/QA/topic/topic39.html
潮位上昇の原因は「空振」? 予想外の津波に気象庁困惑 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20220116-EZU2TNCTTBMOLBLLZA5BFIXE7A/
トンガ大噴火 日本は「空振」の津波か…専門家「100年以上ぶりのケース」「南半球で寒冷化も」
https://www.fnn.jp/articles/-/300218

by robotic-person (2022-01-17 20:06) 

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NHKの時論公論「トンガ沖 大規模噴火 想定外の津波はなぜ起きたのか」を見ました。その中で1966年に発表された論文についても触れられていて、「そういうことなのか」と理解を助けてくれました。

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時論公論「トンガ沖 大規模噴火 想定外の津波はなぜ起きたのか」 - NHKプラス
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022011803330?cid=jp-4V23PRP3YR

by robotic-person (2022-01-19 09:06) 

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