「科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体」 [本と映像・音楽の話]
2006年4月8日のblogで早稲田大学大学院政治学研究科の科学技術ジャーナリスト養成プログラムMAJESTyの第一期生となったことを書きました。あれから15年が経ってしまいました(光陰矢の如し・・)。瀬川至朗先生によるMAJESTyの講義の中で国立成育医療研究センターを見学させていただき、その取材に加えて当時の同センターのWebサイトの内容を確認し、情報発信に有効に活用されていないことに気づいてレポートにしたところ、(他からも指摘があったのかもしれませんが)同センターで真摯に受けとめていただき、改修されたことのご報告をいただいたことはよい思い出です。
瀬川至朗(著)「科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体」(2017年、筑摩書房)をブックオフ埼玉三郷店で目にし、入手しました(税込370円→税込110円)。下記の目次で読みながら、瀬川先生の執筆された内容がよく理解できる私がいることに気付かされました。
《 目次 》
序章 科学報道はなぜうまくいかないのか
第1章 メディアはなぜ見抜けなかったのか―STAP細胞問題
第2章 なぜ大本営発表報道といえるのか―福島第一原発事故
第3章 懐疑論をどう「公平・中立」に報道するのか―地球温暖化問題
第4章 マスメディア共同体の構造
第5章 「客観報道」と「公平・中立報道」の問題点を考える
終章 科学ジャーナリストは科学者とどう向きあうべきか
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早稲田大学大学院 科学技術ジャーナリスト養成プログラム:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2006-04-08
筑摩書房 科学報道の真相 ─ジャーナリズムとマスメディア共同体 / 瀬川 至朗 著
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480069276/
科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体 (ちくま新書1231)
- 作者: 瀬川 至朗
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/01/05
- メディア: 新書
カードの科学―磁気からICへカードは進化する (ブルーバックス)
- 作者: 瀬川 至朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/01/01
- メディア: 新書
ジャーナリズムは科学技術とどう向き合うか (科学コミュニケーション叢書)
- 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
- 発売日: 2009/04/12
- メディア: 単行本
『健康食品ノート』の先生ですね。
お茶の健康効果についての件は圧巻でした。
by いっぷく (2021-04-10 02:27)
>いっぷく さん、
はい、「健康食品ノート」(2002年、岩波書店)を執筆されました。
blogに瀬川先生が執筆、また、編集に携わられた書籍の一部を追加しました(これを忘れていました (^_^; )。
by robotic-person (2021-04-10 09:28)