国際こども図書館(旧帝国図書館) [旧い建築物]
東京藝術大学の旧い建物を楽しんだ後、その音楽学部に隣接する国際こども図書館へ移動しました。国際こども図書館の前身は旧帝国図書館(明治39年竣工、増築(昭和4年)で、「免震レトロフィット工法」の適用などの大改修を受けて平成12年5月5日に国立国会図書館国際こども図書館として開館したものです。旧い建物を見るのが好きな人には、まず、『明治の煉瓦建築 国際子ども図書館』(館内に置かれているリーフレットと同じ内容)をダウンロードして読まれることをお勧めします。そして3階のホール内に建物の改修に関する展示がありますのでこれも忘れず、見ることをお勧めします。
館内の『本のミュージアム』では「日本の子どもの文学−国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」が開催されていました。そして館内に置かれたチラシを通して「当展示会の展示解説本の内容をもとに作成した電子展示会をWEBでご覧いただけます」とする『【電子展示会】 日本の子どもの文学―国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み』があることを知りました。展示の戦前の本を見ながら、旧見付学校・磐田文庫で昔の教科書を見た時に考えた「子どもの本も大人社会と無関係でいられない」を思い出しました。
平成24年度中に書架が満架となることが予測され、スペースの関係で提供できないサービスがあることから既存棟の裏側に大部分を地下構造物とする国際こども図書館増築棟の工事が平成24年2月~平成27年6月(予定)で進行中です。
左の子ども向けのリーフレットは大人も参考になります。右の明治の煉瓦建築 国際子ども図書館がダウンロードできます。
階段室の1階(階段が片持ち梁の構造なのがわかります)
2階の室内壁となっている部分は改修工事(2012年)前、外壁でした。
階段室の3階(手摺高が今日の基準に不足のため、ガラスでその高さを確保しています)
3階のラウンジ部は2000年の改修工事で増設された部分で、それまでの外壁が室内壁となりました。
■ ホール(3階)
3階にホールがあり、講演会などの開催に利用される他、その一角に「メディアふれあいコーナー」があり、子どもたちが楽しめるさまざまなDVDや、国際子ども図書館が制作した「絵本ギャラリー」を利用できます。また、2000年に完了した改修工事(「免震レトロフィット工法」の適用などを含む)の内容を説明するコーナーがあります。
・ 2000年に完了した改修工事を説明するパネルの1つ
■ ラウンジと「本のミュージアム」(3階)
3階のラウンジから「本のミュージアム」に入ります。「本のミュージアム」では2011年2月19日より、「日本の子どもの文学−国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」が開催されていて、今年の2月25日~11月30日にかけて『21世紀の子どもの本 その1(絵本)』として「現代絵本の流れを受けて、21世紀に入ってから様々な形の絵本が出版されています。その中から「赤ちゃん絵本の広がり」「国境を越えた絵本づくり」「3.11以降の絵本」の3つのテーマをとりあげて紹介します。」とする内容の展示が行なわれています。
「本のミュージアム」の入口
■ 国際こども図書館増築棟
国際こども図書館増築棟の工事が2015年6月30日(竣工予定)で進行中です。
3階に置かれた模型(2000年に完成した3階ラウンジ部の追加などの改修工事もわかります)
3階ラウンジから見た増築棟の工事状況
■ 小泉八雲記念碑
国際こども図書館の前に小泉八雲記念碑があります。
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国際こども図書館
http://www.kodomo.go.jp/
日本の子どもの文学−国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み|開催中の展示会|展示会情報|展示会・イベント|国立国会図書館国際子ども図書館
http://www.kodomo.go.jp/event/exhibition/tenji2011-01.html
日本の子どもの文学―国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み
http://www.kodomo.go.jp/jcl/index.html
近代建築散策:国際子ども図書館(旧帝国図書館)
http://maskweb.jp/b_kodomo_1_1.html
旧帝国図書館建築100周年記念展示会:案内
http://www.kodomo.go.jp/100th/index.html
官庁営繕:国立国会図書館 国際子ども図書館 - 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/gobuild/jigyou_history_kodomotosyokan.html
国土交通大臣賞・耐震改修優秀建築賞:国立国会図書館国際子ども図書館
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/files/2013/11/M_24-01.pdf
明治の煉瓦建築 国際子ども図書館 (リーフレット)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/outline/pdf/pamph_ilcl_bldg.pdf
旧見付学校・磐田文庫、旧赤松家記念館(磐田市):ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2013-09-13
小泉八雲記念館
http://www.matsue-tourism.or.jp/yakumo/
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