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「こころの風邪と家族・地域」の講演、そして日本の精神障害に関する教育 [脳、心、リハビリ]

 本日は私の所属するボランティア組織の企画した肥田裕久先生の講演会「こころの風邪と家族・地域」があり、会場準備と聴講をしてきました。肥田先生は流山市南流山で『ひだクリニック』(心療内科、内科、神経科・精神科)を開院され、デイ・ナイトケアや講演活動などを通して、統合失調症の当事者さんの社会参加や地域医療を中心に据えた医療に取り組まれていて、2月1日のNHK教育テレビの「ハートをつなごう」の「若者のこころの病 第3弾」にも出演されていました。本日の講演の前半はうつ病とその早期発見の重要さ、認知症の話をしていただき、後半は統合失調症の当事者さん達のグループ「るえか」のメンバーさんの紹介や講演に集まられた方々の質疑応答の時間となりました。
 『マンガでわかるはじめての総合失調症』を監修されたとのことで一冊、購入してきました。文字を読んでいるだけではわからない症状がマンガだとすぐイメージできることから「マンガもあなどれないなあ」です。

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 厚生労働省の「第8回 今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」(平成20年8月21日)の議事録で「~1978年からは、学習指導要領により、精神障害は教科書から削除され、現在に至っている。ですから、1978年以降に中高を出られた方は、学校で学ぶ機会はなかったということであります。~」という記述があります。この文章の意味するのは現在、40歳台後半より若い人たちは精神障害について学んでいない人が大多数であることを意味するものです。統合失調症はおよそ100人に1人発症するといわれます。それに対して、日本の精神障害に対する教育のあまりの不備に愕然とさせられます。

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ひだクリニック
http://www.hida-c.com/
厚生労働省:第8回今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会資料
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/08/s0821-3.html
第8回今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会 議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/08/txt/s0821-2.txt


マンガでわかるはじめての統合失調症

マンガでわかるはじめての統合失調症

  • 作者: 佐俣 由美
  • 出版社/メーカー: エクスナレッジ
  • 発売日: 2010/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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