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技術者の倫理と社会システム [科学技術とジャーナリズム]

 日本学術会議主催で3月30日に日本学術会議の講堂で開催された公開講演会「技術者の倫理と社会システム - 耐震強度偽装事件・橋梁談合事件等の学術的検討」に参加してきました。日本学術会議は2005年4月1日に総務省から内閣府に移管され、新体制として短期的に実現を図るべき諸点として、(1) 政策提言機能の強化、(2) 科学者間ネットワークの構築、(3) 世論啓発、(4) 国際的な活動の強化をあげています。
 基本的に「日本学術会議は科学者コミュニティを代表する組織」としているため、耐震強度偽装などの実社会で起きていることに対して、何ができるのか、という疑問がありました。土木学会、建築学会の立場からは学会での倫理教育、建設コンサルタントの制度の改善、建築士の専門に対する資格制度の設定などが解説されました。また、現在の制度上の問題についても様々な指摘がなされました。
 大学で工学を学ぶものの倫理教育は重要ですが、業界に入った段階で生きるためにそこに飲み込まれている現実がある限り、業界団体が社会の信頼を得るために努力をしなければならないと思います。以下は池田駿介先生が紹介された土木学会の倫理規定。

土木学会の倫理規定
http://www.jsce.or.jp/outline/soukai/85/rinnri.htm


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